悲しい別れ
春から肌色もぐっと緑が濃くなり,機嫌が良いなと思っていたのです.6月のある日,1枚目の写真にように頂部から白い液を吐いていました.牡丹類の根を傷つけるとこのような液を出します.何かに齧られたのかなと思い液を拭き取って見ましたが傷口は見えません.翌日も同じように白い液が滲み出ていました.これはこのまま乾かすしかないかと,静観.白い液は数日で乾きました.でも6月下旬,悪い予感が当たりました.頂部がわずかに褐変して来ました.押さえると柔らかいのです.もうダメ,これは内部が溶けている証拠です.後日廃棄前に掘り上げ調べてみましたが,根部からの腐りではありませんでした.原因は何であれ,長い時間生きて来た命が消えるのは辛いものです.彼の遺伝子はいくつかの実生に受け継がれて温室に居るのがせめてもの救い.これはと目を付けて譲ってもらったら,その有能な遺伝子は次世代に伝え,また次の趣味人へ手渡すのが栽培者の使命なのだと思います.


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