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悲しい別れ

 春から肌色もぐっと緑が濃くなり,機嫌が良いなと思っていたのです.6月のある日,1枚目の写真にように頂部から白い液を吐いていました.牡丹類の根を傷つけるとこのような液を出します.何かに齧られたのかなと思い液を拭き取って見ましたが傷口は見えません.翌日も同じように白い液が滲み出ていました.これはこのまま乾かすしかないかと,静観.白い液は数日で乾きました.でも6月下旬,悪い予感が当たりました.頂部がわずかに褐変して来ました.押さえると柔らかいのです.もうダメ,これは内部が溶けている証拠です.後日廃棄前に掘り上げ調べてみましたが,根部からの腐りではありませんでした.原因は何であれ,長い時間生きて来た命が消えるのは辛いものです.彼の遺伝子はいくつかの実生に受け継がれて温室に居るのがせめてもの救い.これはと目を付けて譲ってもらったら,その有能な遺伝子は次世代に伝え,また次の趣味人へ手渡すのが栽培者の使命なのだと思います.

悲しい別れ1
悲しい別れ2



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コメント

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No title

ご冥福お祈りします。
短い間しか付き合っていなかったとしても、死んでしまうと悲しいですよね。
赤ちゃんたちが立派に育ってくれるたらいいな。

No title

サボテン初心者さま、いつもありがとう。
そうですね、次世代の実生が大きくなるのを楽しみにしていきます。

No title

牡丹類は時々上から腐ることがあり、特に亀甲牡丹は多いような気がします。
表面が少し変色が出ると球体内は相当進んでいるので、もう手遅れですね。

端正な良い顔をしているだけに尚更残念です。

No title

烏丸さん、いつもありがとう。
そうですか、ボクは亀甲が大好きなのに今までダメになった牡丹類は実は皆亀甲なのです。すべて上から腐りました。どうしてこうなるのか、頂部の疣の間に水がたまりやすいのでしょうかね。
プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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