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The Cactaceae

 高校生の頃です,ブリトン&ローズのサボテン科という本を聞き知ったのは.でも長いこと手にする機会はありませんでした.ふとしたことから,図書館に所蔵していることが分かり早速借りてみました.つらつら眺めていて,面白いところがありました.袖ヶ浦の項です.Berger (ドイツの植物学者Alwin Bergerのことらしい)が言うには,“Abbé Beguin(ツルビニカルプスなどに名前を残す,サボテンの研究者)に何度も確かめたところ,これはエキノプシスとセレウスの交配種で,彼が作出した”とのことである.こんな記述があります.時々ネットでみられるベルギー(Belgium)の修道院(abbey)で作られたというのは,カッコに示した英語から類推するに,誰かの珍訳に由来するようです.

ブリトンローズ


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コメント

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No title

こんばんわ。
今は袖ヶ浦はハリシア(エリオケレウス)とエキノプシスの交配種であるという説が主流だそうですね。だから袖ヶ浦はこの本で言われるエキノプシスとセレウスの交配種ではないそうですね。

でも気になることがあります。実は、セレウスの不明種にエキノプシスの花粉をつけたところ、結実して種子も多く採れたのです。これは一体どのように解釈するべきなのでしょうか?

No title

おきでんんさん、いつもありがとう。
そうですね、ハリシアの何が子房親なのかは、不明のままです。この本では、ハリシア属の項目の中でこの記事が書かれています。柱サボテンを総称してセレウスとしているので、間違いということではありません。そもそも昔袖ヶ浦と呼ばれている植物と今ある袖ヶ浦と同一なのかも怪しいかもしれないとされており、謎は深まるばかりです。

ブログを拝見しました。セレウスは鬼面閣でしょうか、いずれにせよプシスがかかるというのは面白いですね。実生の様子楽しみにしています。ぜひブログで報告してください。
プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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