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ダシリリオンたち

 今の日本でダシリリオンと言えばまずロンギッシマム(Dasylirion longissimum)のことです.綺麗に散髪され、ふんわりと葉が開いたロンギッシマムは印象的なドライガーデンのシンボルになります.下の写真はロドリゴさんのお庭のロンギッシマムです.なるほど素敵な草姿です.
ロンギ庭メヒコ2023
 一方野にあるものは,髪を振り乱した夜叉の如き風貌です.決して数は少なくはないのですが,採取の規制が掛かっているそうです.
ロンギ野生メヒコ2023
 ところでロンギッシマム,ちょっと混乱があるようなのです.ここで見たものは下の写真のように葉の断面が四角です.これはD. quadrangulatumとされ,自生地はここヌエボレオンやタマウリパス州です.一方,ロンギッシマムの葉の断面は三角で,サンルイスポトシ,ケレタロ,イダルゴ州,つまりより南方の産とされます.しかし,現地で輸出の際に区別されていないので,成株が日本に入った時にロンギッシマムには三角と四角が居るよってことになっています.なおクアドラングラツムの種子及び幼苗は日本でも流通しています.
ロンギ派の断面メヒコ2023
 次はミキワネンシス(D. miquihuanensis),これは葉に鋸歯があり,やや硬い印象です.これは日本に成株が入っています.今回,業者が山から採取して国内造園素材として販売しているところを見ることができました.
ミキワメヒコ2023
 そしてウイーレリ(D.wheeleri),これはブルーの葉が印象的なダシリリオンです.やはり葉に鋸歯があり,やや硬い印象ですが,野にある姿はなかなか素敵です.
ウイ-メヒコ2023
 最後にダシリリオンのお酒の紹介.日本ではメスカリ(テキーラは産地指定のメスカリ)が有名ですが,ダシリリオンからもお酒が作られています.その名もソトル(sotol), 作り方はアガベを使ったメスカリと同じ蒸留酒です。いくつものメーカーがあるようです.ちょっと味わってみましたが,テキーラとよく似ています.
ソトル②メヒコ2023
ソトル①メヒコ2023
 ダシリリオンには色々なタイプがあるものの,ロンギッシマムに代わるようなものはなく,ロンギッシマム以外の種は,造園ユースではユッカと競合するような素材であり,その活用は限られたものになるのかなという印象でした.

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Author:さぼちゃんだいすき
金沢に生まれたボクは,熱心なサボテン少年でした.2010年,30年数年ぶりにサボテンに本格復帰.2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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