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メヒコ3rd その29 ツルビニたち

 Turubinicarpusは,その独特の草姿からツルビニばかり集める人が居るくらい魅力的なサボテンです.大概が岩の割れ目や大きな岩の上の窪みなどにいます.なかなか見つけるのは難しいのですが,見るとああツルビニだとすぐに分かります.しかしその分類は,相当難しく,見分けが付かないのは国内実生株も現地株も同じです.
 これはT.schmiedickeanus var. polaskiiかと思われるものたち,ぷっくりした姿は国内実生でもお馴染みです.
メヒコ3rd29-①
メヒコ3rd29-②
  次はT.schmiedickeanus subsp. macrochele,いわゆる牙城丸らしいのですが,コルク質の刺が目立ちます.
メヒコ3rd29-③
メヒコ3rd29-④
T.schmiedickeanus subsp. macrochele ‘frailensis’(T. macrochele subsp. frailensis)とされるもの.このfrailensisは,macrocheleより雌ずいの柱頭裂片の数が少ないことなどを特徴とするらしいのですが,今はmacrocheleに括られています.
メヒコ3rd29-⑤
メヒコ3rd29-⑥
 そして狭義のツルビニではないのですが,T. pseudopectinatus(精巧殿)です.ひっそりと土に埋もれるように生きています.
メヒコ3rd29-⑦
 陽の光に反射して特異なゲジゲジ刺がくっきりでした.
メヒコ3rd29-⑧
 こんな風に並べると旧ツルビニの中にはなるほど違いはあるものの,これを亜種,変種とするかどうかは学者で意見が分かれるところでしょうね.まあ何はともあれ,この小さなサボテンは,メキシコの大地にしっかりと生きているのです.

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さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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