アンドロメダの模様の出方
アンドロメダヘキランの記事を書いたのは3年前のことです.その後交配,採取,播種,キリンの実生接ぎと進みました.この間アンドロメダ模様はどういうふうに作られるのか興味を持って見ていました.3年前の記事に登場したものの現在の模様は下の写真のようです.

模様の部分を拡大してみるとわかるのですが,これは斑と違います.表皮のクチクラ層の構造変異だと思います.表面に小さな穴が空いているのかどうか,これはSEMで見ないとわからないのですが,おそらくクチクラ層の中か表皮との間に空隙があってそれが白く見えるのだと思います.葉の表面が白く見える植物は結構ありますが,その多くは表層付近の空隙が原因で,光の乱反射で白く見えるのです.雪が白く見えるのと同じ原理です.

次の写真が最初の実生接ぎの株の今年4月の様子の1例.ある程度のサイズになっているのですが,いずれの株も全体が白肌.このままずっと白肌なのも面白いけど模様はどうなるのかなと見ていました.

秋になり,再び成長を開始した彼らは青肌の部分が出てきました.3株並べて見ましたが,模様には個性がありますよね.いずれの株も青肌の出た時期は同じようです.同調していることから,成長の再開そのもの,もしくはその時の温度か,何か理由がありそうです.



今年もまたアンドロメダを実生接ぎしています.元々兄弟と思われるアンドロメダ同士の交配だからでしょうか,どうも異常形態が多いのです.他の血を入れないとなあと思っています.
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模様の部分を拡大してみるとわかるのですが,これは斑と違います.表皮のクチクラ層の構造変異だと思います.表面に小さな穴が空いているのかどうか,これはSEMで見ないとわからないのですが,おそらくクチクラ層の中か表皮との間に空隙があってそれが白く見えるのだと思います.葉の表面が白く見える植物は結構ありますが,その多くは表層付近の空隙が原因で,光の乱反射で白く見えるのです.雪が白く見えるのと同じ原理です.

次の写真が最初の実生接ぎの株の今年4月の様子の1例.ある程度のサイズになっているのですが,いずれの株も全体が白肌.このままずっと白肌なのも面白いけど模様はどうなるのかなと見ていました.

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