キリンの二段接ぎに挑戦
この春に友人のYさんの栽培場にて短いキリンの接木ものが袖に再び接がれているのものモノを拝見しました.葉を落として威力の弱まったキリン接ぎの穂を手っ取り早くさらに大きくするという意図でした.なるほどねと感心すると共に,これなら接ぎ降ろしもキリンの部分が残っているのでたいそう楽なのではないかと感心しました.秋遅くにキリンに接いだものはどうしても初夏に接いだものに比べて成長が劣ります.また不用意に葉を落としてしまったものも同様です.こうしたものを救い出すのになかなかのアイデアのように思いましたので,早速試してみました.丁度袖の接ぎをおろし始める季節,残りの台木を利用してこの二段接ぎを試すことに.まずキリンの茎を5cmほどで切り,先端を楔型にします.

袖の維管束付近に切り込みを入れて,このキリンの茎の下端を突き刺し,最後にキリンの刺で固定.

しばらくは急激な乾燥を防ぐために果実袋で覆っておきました.

そして3週間後,既に維管束はしっかり繋がったようで旺盛な成長を再開しています.

台木の接木部は肉が盛り上がり大きく口を開いていますが,差し込まれた穂木の下端は楔状になっていて接触面が多いため何処かで維管束連絡がうまくいのでしょう.

これでもうしばらくの間,袖&キリンの上に居てくれたら立派に成長することでしょう.これに味を占め,袖からの接降ろしのタイミングでいくつかの生育不良のキリン台サボテンを二段接ぎしてみました.
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袖の維管束付近に切り込みを入れて,このキリンの茎の下端を突き刺し,最後にキリンの刺で固定.

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台木の接木部は肉が盛り上がり大きく口を開いていますが,差し込まれた穂木の下端は楔状になっていて接触面が多いため何処かで維管束連絡がうまくいのでしょう.

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