ランポーの分枝を観察
キリン台の特徴は,その旺盛な生育に起因する異常と言えるほどの仔吹きです.通常は滅多に仔吹きしない単幹の種でも,しばしば多頭株になります.下の写真はヘキランですが,10頭ほどになってしまいました.今ではこんなことを防ぐために,接木して間も無くは,出てきた仔を小さいうちに残らず切除しています.ちょっと手間ですが,株としての仕上がりを考えると致し方ありません.

こうした多頭株をなんとかしようとすると下向きの分枝を外して3頭ぐらいにして降すという作業になります.それも叶わぬほどぐちゃぐちゃに多頭化した株はもう廃棄しかありません.


こんな作業をしていると分枝の形態がそれぞれ異なることに気がつきました.下の写真のように亀甲の出方は,分枝によって色々です.普通のランポーではこんなことは起きないのですが,接木したものは亀甲系のランポーです.

上の写真の右上の大きな分枝を横から見ると早いうちはしっかりと亀甲が出ていましたが,そのうちなくなっているのがわかります.亀甲の形質の固定が不十分なものでは,成長に従ってしばしば「ただのランポー」に近くなります.それにしても遺伝的には皆同じはずなのに,分枝ごとで大きく形態が異なるのは不思議な現象です.

でも,こんな姿を見るとついその気になってしまいますよね.

小さいうちから派手に亀甲の出るものだけを選抜していて本当に良いのかどうか,ことの成否の判断には時間が掛かります.
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こうした多頭株をなんとかしようとすると下向きの分枝を外して3頭ぐらいにして降すという作業になります.それも叶わぬほどぐちゃぐちゃに多頭化した株はもう廃棄しかありません.


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