小さな世界
植物がどれぐらい成長すると花を着けるようになるかは,遺伝的に決まっています.花を着けない期間は子供の期間と見なされjuvenile phase(幼期)と呼ばれます.サボテンの中ではこの期間の幅が大きく,金鯱のように数十年かかるものから,小型マミなどのように種子から2年も経たずに開花するものもありあります.さらに花が咲くかどうかは,時間ばかりではなくサイズによっても左右され,単に時間が経過すれば,つまり年を重ねれば花が咲くようになるという訳でもありません.これは白鯱,こんなに小さくても咲くんだなと感心しました.

この実生をキリンに接ぎ木してみるとこんなに化けます.体積で見ると十倍以上ありそうですが,これもまた初開花です.

そしてこれは,バラ丸実生苗.これもよくぞこのサイズで,と感心します.

バラ丸も接ぎ木をして頭を撥ねると容易に多頭化してこのようになります.よく品評会などに出されているこのようなバラ丸群生株は,全く自然の状態とは異なる草姿と言えます.

これはウチに10年以上居る普通のバラ丸です.少しずつ成長し,株の下側が萎縮して行き,サイズはずっと同じくらいです.これが本来の姿でしょうね.

上に見たような対照的世界,どちらが良い悪いではありません.ただ小さな世界を覗き込み,そこに広がる小コスモスを見るのは実に楽しいものです.
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これはウチに10年以上居る普通のバラ丸です.少しずつ成長し,株の下側が萎縮して行き,サイズはずっと同じくらいです.これが本来の姿でしょうね.

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