赤ら顔の太平丸
冬の間,太平達はすっかりお休みモードです.根を乾かさない程度に水やりをする位なので,あまり太平の棚をじっくり見回ることはありませんでした.2月になり太陽の力も少し戻った感がある中,昨年接ぎ降ろしした株達を見ていたら,その中にしっかりと赤紫色になった太平が居ました.太平この株はフランクリン×ニコリーの交配です.

下の写真は片親の所謂フランクリンと呼ばれる太平.ご覧のように頂部付近が赤紫色になります.成長期にはあまり目立たなくなります.なおこのフランクリン太平丸なるものは最近あまり流通しなくなりましたが,そもそも名前と実態がなんだか怪しいものです.テキサス州フランクリンマウンテンズは,メキシコとの国境に広がる広大な地域を指すので,そこにある特異的な個体群が本当に居るのかどうかは定かではなく,少なくとも分類上はそのような亜種は記載されていません.日本だけで通用している呼称のようです.

根の状態が悪くて吸水できないストレスで赤ら顔になるのはサボテン全般に見られる現象です. と同時に,ギムノ天紫丸やエビのマピエンシスなど調子と関係なくいつも赤ら顔のものもいます.赤い色素が多く蓄積すると葉緑体と重なって黒っぽく見え,牡丹玉とか黒肌明星とかようになり,その斑入りも赤斑となる傾向にあります.最近目にする黒兜と赤斑は同じような関係かと推察します.この赤ら顔の太平くん,これからどのように育っていくか見守りたいと思います.
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下の写真は片親の所謂フランクリンと呼ばれる太平.ご覧のように頂部付近が赤紫色になります.成長期にはあまり目立たなくなります.なおこのフランクリン太平丸なるものは最近あまり流通しなくなりましたが,そもそも名前と実態がなんだか怪しいものです.テキサス州フランクリンマウンテンズは,メキシコとの国境に広がる広大な地域を指すので,そこにある特異的な個体群が本当に居るのかどうかは定かではなく,少なくとも分類上はそのような亜種は記載されていません.日本だけで通用している呼称のようです.

根の状態が悪くて吸水できないストレスで赤ら顔になるのはサボテン全般に見られる現象です. と同時に,ギムノ天紫丸やエビのマピエンシスなど調子と関係なくいつも赤ら顔のものもいます.赤い色素が多く蓄積すると葉緑体と重なって黒っぽく見え,牡丹玉とか黒肌明星とかようになり,その斑入りも赤斑となる傾向にあります.最近目にする黒兜と赤斑は同じような関係かと推察します.この赤ら顔の太平くん,これからどのように育っていくか見守りたいと思います.
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