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寒のキリン園

 今は大寒の真っ最中.生まれ故郷金沢の大寒の頃の景色といえば一面に雪を被った田んぼですが,ここ讃岐では青々とした麦畑が真冬のありふれた景色です.ここ数年色々観察してきて,キリンウチワが寒さに弱いという認識には随分と誤解があるのではないかと思うようになりました.まず,冬に気温が低くなると葉が落ちるという認識は正しいのか.寒さ対策として水を切るから葉が焼けて落ちてしまうのというのが実態ではないでしょうか.太陽光が十分に当たり,かつ0℃以上程度を保てるのであれば,水を完全に切るのではなく,葉を落とさないことに留意して,適度な灌水をし続ける管理をすべきじゃないかなと思うようになりました.12月に今年はそんな管理をするという記事を書きました.そしてこれが今の様子です.これは内張したビニールハウスの中にもう一つトンネルを設置したものです.ご覧のようにキリンたちは葉を落とすことなく,穂木は今も成長をしています.
キリンの今2022
 これをみると,無加温ビニールハウスでも,内張りをしてその下にトンネルを設ければ,キリンの冬越しに大きな問題は無さそうです.さらに先に記事にしたように,寒波が来るときはシルバーポリトウをかけてやれば,ほぼ安心です.ちなみに今年の大寒二日後、三日後は今期最高の冷え込み,朝の最低気温はハウス外が-5℃と-4℃を示しましたが,シルバーポリトウで応戦したトンネル中のは4℃と 4.5℃でした.下手に室内に持ち込んで太陽光が当たる時間を犠牲にしてしまい,その上加温するというのは,賢い方法ではないのではないかと思います.
 次は同じくトンネルの下で春を待つキリンの親株達.11月に最後のピンチをかけて枝数の確保を図ったものです.いずれも大体3本の枝を出しています.今は成長を休止していますが,これで暖かくなれば分枝の先端は成長を再開するでしょうから,すぐにさし穂が取れます.彼らを見ていて面白いと思ったのは,何か他のサボテンを接木されるとその穂木は同じ温度条件下で成長を続けるのに,接いでいない普通のキリンの枝先はスッカリ成長を止めていることです.さらに接木されたキリンのから出る脇芽も成長を止めません.これらのことは,根の吸水活性に地上部の成長点の動きが大いに関与していることを示しています.
キリンの今③2022
 さてもっと低い温度ではどうなのか,水を切った状態にすれば極低温−5℃,冬に何度か氷点下になるくらいならキリンウチワ自体は死んでしまうことはない,ってことは確認済みです.下の写真は内張りだけ,つまり普通にサボテンを置いているハウスの床で越冬中のキリン.完全には乾かしていません.葉はだいぶ赤くなっていますが,結構大丈夫そうです.
キリンの今②2022
 冬至から一月以上経ち,お日様の力は11月中旬並みになって来ています.トンネルの中は妻面上部を少しだけ換気してやっていても晴れれば40℃を超えます.もうすぐ春です.これでキリンの接木株の冬の管理法は理解できました.今年は心置きなくキリン接に注力します.

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さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
金沢に生まれたボクは,熱心なサボテン少年でした.2010年,30年数年ぶりにサボテンに本格復帰.2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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