ガーデンライフを読む その1
断捨離をして古い雑誌をバッサリ捨てました.その中にガーデンライフ誌がありました.1962年から90年まで発行された月刊の園芸雑誌です.ボクは1978年から廃刊まで購読していました.捨てる際にザッとみてサボテンを特集したものだけ残しました.これから改めて読んでみて,順次紹介してみようと思います.今回は1978年8月号,この号の特集の一つがメロカクタスでした.

当時栽培されていたメロカクタスの種ごとの写真は,大変貴重な視覚情報なので全部載せておきます.



メロカクタスの世界(平尾博),メロカクタスの品種について(吉永茂),メロカクタスの栽培(篠崎勇二)の3本の記事が掲載されています.平尾さんの記事では,一般的なメロカクタスの解説に加えて,この当時花座付きのメロカクタスがどんどん輸入されていたこと、HUナンバーの新種が次々紹介されていること,通説より耐寒性があることなどが述べられています.さらにディスコカクタスの解説も少し書かれているのですが,その中でディスコカクタスは花数が少ない上に,めしべが長い花筒の底にあり交配が困難だと書かれています.平尾さんでも,ディスコカクタスの花を割いて交配することをご存知なかったのだと,ちょっと驚きました.吉永さんの記事では,当時日本に紹介されていたメロカクタスの種の数が90〜100種に及んでいると書かれています.また氏は,新種が紹介され種の数が増えていることに加えて,日本の和名という習慣がより一層の混乱を招いている事を憂慮されています.現在,Cites Checklistで確認できるメロカクタスの種数は、亜種を含めても50あまり,基幹種だと24ですからいかに混乱していたかが伺えます.篠崎さんの記事では,当時用いられていた培養土組成が,川砂又は赤玉土10に対してくん炭3-4、腐葉土2と紹介されています.またこの中でも耐寒性が案外ある事を述べられており,当時いかにメロカクタスが寒さに弱いと信じられていたかも分かります.かく言うボクも子供の頃完全にそう思っていたので,いい大人になってサボテン趣味を復活させた時もしばらくはメロカクタスを特別扱いしていました.ちなみにウチにもいくつかHUナンバーのメロが居ます.そのうちの一つHU537です.

分類上はMelocactus paucispinusとされています.この記事を読んで,また少しメロカクタスを見つめてみようかなという気になりました.
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当時栽培されていたメロカクタスの種ごとの写真は,大変貴重な視覚情報なので全部載せておきます.



メロカクタスの世界(平尾博),メロカクタスの品種について(吉永茂),メロカクタスの栽培(篠崎勇二)の3本の記事が掲載されています.平尾さんの記事では,一般的なメロカクタスの解説に加えて,この当時花座付きのメロカクタスがどんどん輸入されていたこと、HUナンバーの新種が次々紹介されていること,通説より耐寒性があることなどが述べられています.さらにディスコカクタスの解説も少し書かれているのですが,その中でディスコカクタスは花数が少ない上に,めしべが長い花筒の底にあり交配が困難だと書かれています.平尾さんでも,ディスコカクタスの花を割いて交配することをご存知なかったのだと,ちょっと驚きました.吉永さんの記事では,当時日本に紹介されていたメロカクタスの種の数が90〜100種に及んでいると書かれています.また氏は,新種が紹介され種の数が増えていることに加えて,日本の和名という習慣がより一層の混乱を招いている事を憂慮されています.現在,Cites Checklistで確認できるメロカクタスの種数は、亜種を含めても50あまり,基幹種だと24ですからいかに混乱していたかが伺えます.篠崎さんの記事では,当時用いられていた培養土組成が,川砂又は赤玉土10に対してくん炭3-4、腐葉土2と紹介されています.またこの中でも耐寒性が案外ある事を述べられており,当時いかにメロカクタスが寒さに弱いと信じられていたかも分かります.かく言うボクも子供の頃完全にそう思っていたので,いい大人になってサボテン趣味を復活させた時もしばらくはメロカクタスを特別扱いしていました.ちなみにウチにもいくつかHUナンバーのメロが居ます.そのうちの一つHU537です.

分類上はMelocactus paucispinusとされています.この記事を読んで,また少しメロカクタスを見つめてみようかなという気になりました.
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