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フレーム第一号完成す

 子供の頃,サボテンをフレームで育てていました.北陸の冬は厳しく,フレームごと玄関間に持ち込んで,薄暗い中で約3ヶ月を過ごさせていました.人の入れる温室が欲しいなあと切望していました.その後廃材を継ぎ合わせた温室を父親に作ってもらい,それがたいそう嬉しかったのを覚えています.以来,フレームというのは温室に劣るものだとずっと思い込んでいました.しかし,温暖化の影響なのかどうかは知りませんが,確かに西南暖地の各地で夏になると熱帯夜が続くようになり,栽培上支障をきたすことが指摘されるようになりました.ハウスはどうしても夜温が下がり切らないのです.この為,フレームが見直され,通風が良好で、気温の日較差が大きいところを上手に使っての栽培が期待されています.
 これまで滋賀の廣仙園さんのフレームを何度も見させて頂き,自分なりに考えての第一号フレームです.紙に書いた図面ではなかなか実感が湧かないので,まずは外枠を立ててから詳細を考えました.
フレーム①2021
 問題は,温度管理をどうするか,つまりどの部分を開け閉めできるようにするか.さらに日常管理を容易にするには,なるべく広い開口部を確保しなければなりません.これらを勘案してどこでどのように被覆資材を留めるかが工夫のしどころです.結局南北両面をクルクルで上げ下げする形にしました.サボテンの取り出し易さは少し犠牲にしても,通風を優先することにしました.
フレーム外観2021
 実際に活躍するのは来年の春からです.何もないと寂しいので,先発隊の金鯱などを少し入れて,この冬は温度変化などを見ておくことにしましょう.
フレーム金鯱2021
 廃材パイプをもらって自分で切ったので,部材の費用はほとんどかからず.被覆資材はハウスを建てた際に,巻きの余りをもらっておいたので,これを活用しました.

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さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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