晩秋の銀手毬
銀手毬(Mammillaria vetula)は,小さく地味なサボテンですが,秋から冬へ季節が動く頃,その白さが目立つ様になります.覗き込むと小さな花も刺もなかなか素敵なことが分かります.

今の様子は3年前の記事の写真と比較してあまり大きくなってないのが分かります.

それには訳があります.彼らの分枝は実に外れ易く,移植しようと抜き上げるとパラパラと外れ,株が一向に大きくなれないのです.対策は一つ,植え替えないこと.これじゃ育ちませんよね.
分枝が外れ易いサボテンは他にもいくつかあり,キリンドロオプンチアの仲間やテフロカクタスの一部などがよく知られています.ひっつき虫よろしく動物の体に引っかかると簡単に分枝が外れ,そのことで分布を広げるという戦略です.Propagule と言う言葉があり,散布体と訳しますが種子や胞子も含め分布を広げるために散布される構造単位を指します.サボテンの分枝,茎節も広い意味でpropaguleと考えても良いかも知れません.なおこの言葉は,植物に限定するとムカゴを意味する言葉として使われます.
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