キリンの親株越冬隊
今年のキリン接木の開始は6月下旬でした.実はお恥ずかしいことに,台木の養成の段取りが悪かったのです.そろそろキリンでの接木の準備をと思った時,親木の状態は最悪で,なかなか連続してさし穂が取れませんでした.このため第2回目の接木は約4週間後になりました.これでは園芸家としては,失格ですよね.
なので今年は,接木シーズンの最後に親株用の苗を新しく挿し直しました.それをしばらく成長させたのが下の写真です.均一かつ元気に育っています.

この株を一斉にピンチしました.トンネルの中で養成するので,まだしばらくは成長可能,分枝してくれるはずです.こうして成長点部の数を増やしておけば,来年春の成長再開と同時にさし穂の数が確保できます.

このようにトンネルをかけて,3重被覆の下で来春まで過ごしてもらいます.温度の確保もさることながら,水切れにも注意します.冬場に結構乾くんですよね、トンネルの中は.写真を見てなんか汚いなと思った方,実はここにもミソがあります.古くなった(言い換えれば汚れた)シートの方が保温性がやや高いのです.廃物利用も悪くありません.

今年のキリン接ぎは結局300本に届かない程度になりましたが,来年は500本を目指します.6月初めからお盆前まで毎週50本,10週連続で接木する.さあこんなこと出来るかなぁ.それだけの価値ある実生があるかなぁ.挑戦は続く---なのです.
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なので今年は,接木シーズンの最後に親株用の苗を新しく挿し直しました.それをしばらく成長させたのが下の写真です.均一かつ元気に育っています.

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今年のキリン接ぎは結局300本に届かない程度になりましたが,来年は500本を目指します.6月初めからお盆前まで毎週50本,10週連続で接木する.さあこんなこと出来るかなぁ.それだけの価値ある実生があるかなぁ.挑戦は続く---なのです.
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