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嬉しいプレゼント

 昨日の記事で,Yさんの温室を訪ねたことに触れましたが,その際に素敵なプレゼントを沢山いただきました.FNの付いたものを中心に合計38系統のマミラリア達,これからが楽しみです.プラグトレーに植えられていたもの達,早速個鉢に植え替えてやりました.例えありふれたサボテンでも,幾つか異なるFNの付いたサボテンを見る重要性は何か.それにはちゃんと理由はあります.
嬉しいプレゼント①2021
 例えばこれはどこにでもあるカルメナエですが,FNのL1223 を辿れば,タマウリパス州la reja1980年3月20日にLau氏により採取された種子の後代だということが分かります.
嬉しいプレゼント②2021
 日本のサボテンの歴史は古く,沢山のサボテンが導入され,その都度次々と和名が与えられました.ヒトという動物の脳は,物事をグループに分けて認識します.周りの世界をグループ化して認識する際,名前は非常に重要になります.一度名前と記憶が結びつくと,次に見た時は名前が思い浮かびます.こうしてヒトは周りの世界を認識して行きます.ところが生物種というものは,一定の形態,生態を持ったものの集団に人が名前を与えたものです.ですから種は個体ではなく,しかも種を構成する個体は少しずつ違います.昔に導入された個体数の少ない集団の子孫が,〇〇玉とか〇〇丸とか呼ばれてきました.しかし,生息地には異なる集団(コロニー)が普通は多数あり,少しずつ形質が異なります.グチャグチャ書きましたが,それで何が起こっているのかというと,ある和名→学名は辿れたとして、その学名≠和名ってことがしばしばあるってことです.ある学名の下にある集団を認識しないと少なくともその種は認識できないということです.

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さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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