袖の腋芽抑制
キリンウチワの腋芽の発達抑制を報告したのは,昨年8月のことでした.その時,袖の腋芽抑制にも効果が有ればとコメントをいただいていたのですが,確認することができずにいました.この春に袖の接木ものを地植えしたので,これがちょうど良い実験場所になったのです.4月になり一斉腋芽を伸ばし始めました.一度,一通り外したのですが,間も無く第二波が来ました.これを使って実験しました.以前の報告と同じエイローリボン50倍溶液です.処理する腋芽のサイズは1mmぐらいで赤い刺が出だしたくらいの極初期のものから、1cm近くまで発達したものまで様々なものに塗布して見ました.
分かり易いように近くに2つ分枝が発達しかけているものを追って見ます.これは処理時,右側が処理したもの,左側が無処理です.

処理後一週間ほど経ちました.無処理の分枝が新しい刺を出しながら五角錐のような形になっています.これが普通の成長の様子です.一方薬剤処理したものは,処理時にすでに形成されていた茎の部分は少し伸びましたが,成長点部から新たな刺は出ておらず,萎縮しかけています.

さらに一週間,無処理の分枝は大きくなってます.ここで左の無処理の方は外しました.

もう一週間観察しましたが,袖の威力恐るべし!成長を復活させつつあります.ある程度育った分枝は余程しっかり薬剤を処理しないと盛り返してくることが分かりました.

小さな段階で処理した場合は,その後完全に腋芽の成長を抑えています.

しかし,袖のエネルギーは半端なく,発達しかけた腋芽の成長が抑制されると,その周囲のアレオレから別の腋芽が動き始めました.何度か処理をする必要がありそうです.
こうしてみると,袖の場合は発達した分枝を掻き取るのはそれほど難しい作業ではありませんし,やたらにたくさん出るわけでもありません.1cmぐらいの時にパキッと折り取ってやるのが1番簡単なのかも知れません.
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分かり易いように近くに2つ分枝が発達しかけているものを追って見ます.これは処理時,右側が処理したもの,左側が無処理です.

処理後一週間ほど経ちました.無処理の分枝が新しい刺を出しながら五角錐のような形になっています.これが普通の成長の様子です.一方薬剤処理したものは,処理時にすでに形成されていた茎の部分は少し伸びましたが,成長点部から新たな刺は出ておらず,萎縮しかけています.

さらに一週間,無処理の分枝は大きくなってます.ここで左の無処理の方は外しました.

もう一週間観察しましたが,袖の威力恐るべし!成長を復活させつつあります.ある程度育った分枝は余程しっかり薬剤を処理しないと盛り返してくることが分かりました.

小さな段階で処理した場合は,その後完全に腋芽の成長を抑えています.

しかし,袖のエネルギーは半端なく,発達しかけた腋芽の成長が抑制されると,その周囲のアレオレから別の腋芽が動き始めました.何度か処理をする必要がありそうです.
こうしてみると,袖の場合は発達した分枝を掻き取るのはそれほど難しい作業ではありませんし,やたらにたくさん出るわけでもありません.1cmぐらいの時にパキッと折り取ってやるのが1番簡単なのかも知れません.
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