ナザセンシスの季節
この美しい刺マミの花の時期を迎えました.

ナザセンシス(Mammillaria nazasensis)は,独立した種とする見解と陽炎の亜種とする見解があります.どちらの見解が正しいかはさておき,日本で普通にみられる陽炎とナザセンシスは,かなり趣を異にします.陽炎の名前の由来となったと思われる側刺の重なりが生み出すモヤっと感はナザセンシスにはあまりみられません.
カギ刺と蕾が醸し出す独特の美しさはなんとも言えません.冬の日差しでみると下のようになり,

早朝の陽射しのまだない中で眺めると下のようにと,それぞれ違った表情になります.

以前に,赤刺と黄刺を交配したら刺色の分離はどうなるかなと思い,種子を採ってみたことを報告しました.その後得られた種子を何度かに分けて蒔いてみています.こんな小さな株ですが,健気に咲いています.こんな姿を見られるので実生は楽しいですよね.

さて本題ですが,下の写真のように黄刺に赤刺をかけても,赤刺に黄刺をかけても後代には,両方の子がほぼ同じように現れます.つまりカギ刺の色に顕性,潜性は無いようです.

何はともあれ実生の様子はたいへんかわいくて且つ素敵なので,まだ残ってる種子をまた蒔いておきたいと思います.
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ナザセンシス(Mammillaria nazasensis)は,独立した種とする見解と陽炎の亜種とする見解があります.どちらの見解が正しいかはさておき,日本で普通にみられる陽炎とナザセンシスは,かなり趣を異にします.陽炎の名前の由来となったと思われる側刺の重なりが生み出すモヤっと感はナザセンシスにはあまりみられません.
カギ刺と蕾が醸し出す独特の美しさはなんとも言えません.冬の日差しでみると下のようになり,

早朝の陽射しのまだない中で眺めると下のようにと,それぞれ違った表情になります.

以前に,赤刺と黄刺を交配したら刺色の分離はどうなるかなと思い,種子を採ってみたことを報告しました.その後得られた種子を何度かに分けて蒔いてみています.こんな小さな株ですが,健気に咲いています.こんな姿を見られるので実生は楽しいですよね.

さて本題ですが,下の写真のように黄刺に赤刺をかけても,赤刺に黄刺をかけても後代には,両方の子がほぼ同じように現れます.つまりカギ刺の色に顕性,潜性は無いようです.

何はともあれ実生の様子はたいへんかわいくて且つ素敵なので,まだ残ってる種子をまた蒔いておきたいと思います.
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