CSJ2020年冬号のフェロの記事
CSSAの雑誌であるCactus and Succulent Journalの92巻にフェロカクタスの記事がありました.オアハカ州のMixtecs Altaジオパークにあるフェロカクタス,特に天城(Ferocactus macrodiscus)と真珠(F. recurves)に関する記事です.

同地にはこの2種が仲良く自生しているのです.天城は,生息密度は低いわけでもないが,その平べったいガタイを反映して,大体地面スレスレに顔を覗かせるように生きているのでなかなか見つけにくいと記されています.

一方の真珠は,樽型なので容易に目に付くようです.日本では日の出丸(F. latispinus)と真珠はかなり違うものと認識されていますが,この記事の著者は,区別する,しないの両論を紹介した上で,自生地が広く,かなりの種内変異が認められる事から,両者を別物とする意見には賛成できないとしています.それはともかく,紹介されている真珠の花の多様性には驚きました.

また,天城と真珠の自然交配種とおぼしき植物が紹介されていて,面白いなと思いました.風貌は異なりますが,両種は遺伝的に近く,日本の栽培下でも人工交配種ができることが知られています.

一昨年メキシコで見た日の出丸は素敵な姿でした.でも,なぜかボクは彼らを上手に作ることができません.小さい時は元気なのになーと恨めしく思います.
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同地にはこの2種が仲良く自生しているのです.天城は,生息密度は低いわけでもないが,その平べったいガタイを反映して,大体地面スレスレに顔を覗かせるように生きているのでなかなか見つけにくいと記されています.

一方の真珠は,樽型なので容易に目に付くようです.日本では日の出丸(F. latispinus)と真珠はかなり違うものと認識されていますが,この記事の著者は,区別する,しないの両論を紹介した上で,自生地が広く,かなりの種内変異が認められる事から,両者を別物とする意見には賛成できないとしています.それはともかく,紹介されている真珠の花の多様性には驚きました.

また,天城と真珠の自然交配種とおぼしき植物が紹介されていて,面白いなと思いました.風貌は異なりますが,両種は遺伝的に近く,日本の栽培下でも人工交配種ができることが知られています.

一昨年メキシコで見た日の出丸は素敵な姿でした.でも,なぜかボクは彼らを上手に作ることができません.小さい時は元気なのになーと恨めしく思います.
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