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秋のランポー接ぎ降ろし

 初夏に一定数は接ぎ降ろしをしたのですが,その時まだちょっとサイズがなあと逡巡してスルーしまったモノたちを一斉にカットしました.ランポー達は発根が容易なので,台木の組織は一切付けず,台木の組織は彫刻刀などを使ってしっかり取り去っています.ついもうひと伸びを求めるのですが,温度のあるうちに発根させるには,今がリミットでしょうかね.秋の作業の1週間の遅れは冬の1ヶ月に相当します。温度の上昇する春なら作業の1週間遅ればさほど大きな影響を及ぼしません.
接ぎ降ろし風景2020
 このまま1週間ほどしたら植えつけてやります.発根するためには温度が必要なので鉢が暖まるような場所においてやります.
接ぎ降ろし切り口2020
 下の写真はこの初夏に降ろしたランポー達.初夏は温度もあり難なく発根して,今はしっかりと秋の成長を再開しています.
接ぎ降ろしこの春2020
 台の上で大きくなったランポーたちも自根になり数年するとすっかり落ち着いてきます.下の写真は降ろして2年経った亀甲系ヘキラン,その後も順調に生育し15cmを超えています.大型ヘキランとヘラクレス後代との交配の中から比較的亀甲の出たものです.これを元に元祖ヘラクレスの様に大きくなる亀甲ヘキランを育成しようという企みの中間母本です.
接ぎ降ろし2年2020
 これまで見てきた結果では,袖で育成したランポー類は10cmぐらいになる前で降ろしてやると具合が良さそうです.交配して得た種子を取り蒔きし,翌春に袖に接いで台の上に2年置いて下ろすと4年で評価可能な成株に.キリンだともう一年短縮できる?でもキリン接ぎは5cmぐらいまでは凄く早いのですが,その後は袖に負ける様な気もしますがどうでしょうか.ただヨーイドンで同じものを比較したことはないので,早計なジャッジはいけませんね.

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さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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