兜交配種の綺麗な花
赤花兜多くは,まだ外観的な改良は進んでいないものが多く,うちの赤花兜も地味な外観です.それで今回は,白ラン兜に赤花兜の花粉を乗せてみました.兜系の血が濃くなり,その実生は稜線の低い5稜と8稜タイプが出ますが,種間雑種の常として斑入りの実生もある程度生まれます.その一つ,成長が遅れていた小さな株をこの春に袖に接いで見たのがこれです.もともと拗れかけて居たのか,斑入りだったからか,始めの動きが遅かったのですが,夏になってから成長し始め蕾をあげてきてました.接木ものでは,種子採りを急がない限り小さい内に蕾を取ってしまうのですが,この株はベットの真ん中付近に植っていて,手が届きません.そのため,小さなガタイで花を咲かせてしまいました.咲いてみると思いの外は綺麗な花で,へーっと感心しました.

赤花と黄花の中間で,悪くない色合いです.

ガタイの斑の様子はこんな感じで程よく入っています.まあ斑は相当大きくなってからでないと評価はできません.

白ランポーは,底赤の花をつけるタイプのランポー玉で,純黄の花を着けるランポー玉に比べて兜の花粉を受け入れ易く,昔から白ラン兜が数多く作られてきました.兜系種間交配種に兜を戻し交配して生まれた兜交配種が兜と言う名で流通しています.最近進展目覚ましいタイでは,ちゃんとアステリアスハイブリッドと言っていますが,日本だけは兜といって譲らず,決して交配種だとは言いません.まあ,兜が学名に対応する和名ではなく,あくまで園芸的愛好名なのだと理解すれば良いのですが,不思議な世界ですね.
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赤花と黄花の中間で,悪くない色合いです.

ガタイの斑の様子はこんな感じで程よく入っています.まあ斑は相当大きくなってからでないと評価はできません.

白ランポーは,底赤の花をつけるタイプのランポー玉で,純黄の花を着けるランポー玉に比べて兜の花粉を受け入れ易く,昔から白ラン兜が数多く作られてきました.兜系種間交配種に兜を戻し交配して生まれた兜交配種が兜と言う名で流通しています.最近進展目覚ましいタイでは,ちゃんとアステリアスハイブリッドと言っていますが,日本だけは兜といって譲らず,決して交配種だとは言いません.まあ,兜が学名に対応する和名ではなく,あくまで園芸的愛好名なのだと理解すれば良いのですが,不思議な世界ですね.
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