ランポーの増稜パターン
普通,ランポー玉は5稜です.でも有星類の基本稜数は8で,いずれは8稜になります.しかし,人はこの稜数が少ない変異を拾い出し固定を試みて来ました.4,3,2稜と減陵してゆきますが,2稜は未だに稀です.4稜,3稜のランポーは,それぞれ四角,三角ランポーという名で呼ばれます.でも彼らもいずれは増稜して最後には8稜になります.
この増稜過程には色んなパターンがあります.一つ稜が二つに分かれるパターンと稜間に新たな稜が現れるパターンです.下の写真5陵の個体が増稜しているところですが,この2つのパターンが見られます.

次の写真は,元は四角ヘキランでした.真上と左上の稜がまずだいぶん前に分かれました.そして右上と左下の稜がほぼ同時に分かれ,最後に右下の稜が分かれて始めています.

次は三角ヘキラン,それぞれの稜が二つに分かれています.よく目にする残念な瞬間です.3が倍になり6稜になる訳ですが,8稜になるにはもう一度どれかが増稜しなければなりません.

次は少し珍しいタイプ.三角ヘキランなのですが,稜が一つ消滅し,他の稜が二つに分かれかけています.これは3稜で踏ん張っているといったところでしょうか.

以上見た様に,8稜への道は地道に一つ一つ増えるのではなく,ある時複数の稜で増稜が起こることが多い様です.おそらく球体に近い形状を安定しして肥大させるためにその様になるのだと考えられます.またこの安定といった視点では,サボテンの稜の数黄金数列の順で3、5、8、13と増えていくことが多いのも興味深いことです.
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この増稜過程には色んなパターンがあります.一つ稜が二つに分かれるパターンと稜間に新たな稜が現れるパターンです.下の写真5陵の個体が増稜しているところですが,この2つのパターンが見られます.

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次は三角ヘキラン,それぞれの稜が二つに分かれています.よく目にする残念な瞬間です.3が倍になり6稜になる訳ですが,8稜になるにはもう一度どれかが増稜しなければなりません.

次は少し珍しいタイプ.三角ヘキランなのですが,稜が一つ消滅し,他の稜が二つに分かれかけています.これは3稜で踏ん張っているといったところでしょうか.

以上見た様に,8稜への道は地道に一つ一つ増えるのではなく,ある時複数の稜で増稜が起こることが多い様です.おそらく球体に近い形状を安定しして肥大させるためにその様になるのだと考えられます.またこの安定といった視点では,サボテンの稜の数黄金数列の順で3、5、8、13と増えていくことが多いのも興味深いことです.
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