fc2ブログ

五百津玉を降ろす

 五百津玉(Eriosyce ihotzkyanae)の独特の花を手元で見たくて,2年前に竜神木接ぎの小苗を手に入れました.その時が下の写真です.
五百津入手時2018
 この素敵なエリオシケは大抵接木で育てられていますよね.でも当初からある程度まで来たら下駄履きにする計画でした.一年経ち,なかり大きくなりました.
五百津1年2019
 そして今年の初夏,最初に来た時より直径で2倍以上になりましたか,もうそろそろ降ろしてやらなければなりません.接木のまま育てるのが無難なのかもしれませんが,大球になる本種,早晩台負けするのは確実です.この辺りで下駄履きで降ろすことにしました.
五百津2020
 今回の重要な興味の視点は,接降ろしの際,竜神木の発根が悪いってのは何が悪いの?って所です.昔はこんなこと言われてた?あまり記憶がありません.でも袖などの接降ろしの容易さを経験すると,確かに竜神木はなかなか発根ぜず,手こずる感があります.まずは5月20日過ぎた頃,普通に台木を切り取り,1日影で乾かしました.その後新聞紙で竜神木部分を覆ってプラ鉢に植える様に差し込み,遮光の掛かった牡丹の棚にしばらく置きました.なぜこうしたかというと,そのまま転がしておくと切り口が過度の乾燥して,切り口表面が固くなってしまうのが良くないのでは?と踏んだからです。適度な湿度を維持してやるのが目的です.
五百津降ろし直後2020
五百津接降ろし新聞紙2020
 そして2週間後,普通の培養土に挿して見ました.なぜかというと,発根するまでずっと転がして置くという事に,どうしても合理的理由が見出せないからです.
 6月も終わりが近づき,何やら穂木が少し生気を帯びた様です.そっと抜いて見るとしっかり発根していました.台木を短くして1ヶ月と少し,順調な発根です.なるほどねと安心しつつ,他の龍神木台木からの降ろしをさらにやって見る気になりました.
五百津発根2020

面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.
にほんブログ村 花ブログ サボテンへ

関連記事
スポンサーサイト



コメント

Secret

私も台下ろしは乾いたらさっさと植える流派です。
以前は発根まで干して、そのままミイラにしてみたりしていました。
乾いたところでさっさと植えたらほとんどうまくいくことに気づき、それからその流派です。
全部取り除く場合は日陰でしつこくしつこく乾かしています。

No title

しまねっこさん、いつもありがとう。
これに気を良くして,超極太龍神木に接がれていた亀甲錦を降ろしました。これまで怖がって,乾燥させ過ぎていたのが仇になってた様です。
プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR