イボ接ぎのカプトメデューサ
今年の狂仙会の会場でこの株を手に入れました.このカプトメデューサのイボ接ぎは,インスタグラムで何度も見かけていました.へー変わったことするなと思ってました.まずこのカプトメデューサ自体は,それほどまでして栄養繁殖しなければならないサボテンじゃないこと,さらに肥大した地下部が特徴なのにこれでは台無しなんじゃないかと.まあそんなこんなで疑問符だらけで,いたく関心を持ってました.なのでちょっと高かったのですが,迷わず買ってしまったのです.

まずは台木ですが,下の写真をご覧ください,少なくともプシスではありませんね.フェロ?とも見えますが,判断がつきません.一般に接木には親和性というものがあり,共台といって同じ種を用いるか,それ以外では少なくとも同じ属植物を使うことが多いのです.サボテンは,こうした常識から見れば例外的で,進化系統樹の根幹であるセレウスの中から広い親和性を示す種を台木として使ってます.サボテン界は,台木の育種が未発達ですね.

次に接木方法ですが,カプトメデューサのアレオレを含むイボの先端を縦に切りコレを穂として使います.台木の表面にしっかりと半ギリされたイボが見えます.そのアレオレから芽が伸びているのです.アレオレは腋芽というより腋生の分枝が短縮したものに近く,そこにはいくつかの芽が眠っていると考えられます.もし芽が1つしかないのであれば,花の咲いたアレオレからは,分枝が出来ないことになりますが,そのようなことはありません.アレオレから再生した分枝は大きく成長しています.接ぎ面を観察していますが株の下が肥大してくるようには見えません.

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