CSJのオペルクリカリアの記事
最近届いたCactus and Succulent Journal最新号のトップ記事は,オペルクリカリア属の雌雄異株についてです.表紙を見ておおっと思い,すぐに中をペラペラめくって見ました.

雌雄異株には色々なタイプがあるのですが,雄花を着ける株と雌花を着ける株が,別々の個体として存在することを雌雄異株と言います.この雄花および雌花は,機能的に雄花、雌花であるという意味です.つまり,下の表紙の写真のように雄花には退化した雌しべが,雌花には退化した雄しべが有ります.このことは,なんらかの環境要因によってこの雌雄を制御している遺伝子の発現が変化することで,上に載せたい雑誌の表紙の写真のような完全花つまり雄しべも雌しべも機能している花が生まれる可能性が有ります.

この記事は,オペルクリカリアにも稀に起こるこうした現象を観察してその経過を報告したものです.結論から言えばどうしてそのような現象が生ずるのかは不明であり,おそらくは強い環境ストレスによるものと想像されます.こうした完全花から得た,即ち自家受粉したと思われる実生が出来上がっていますが,再び完全花を作るのかどうかはまだ確認されていないとのこと,興味あるところです.
今,たくさんのパキプスが日本に入って来ていますが,果たしてどれだけの人がじっくり植物を眺め,観察しているでしょうか.カッチョエーとか言って,流行りの置物としてパキプスを見ている人.そこに高値で売りつけ,それがビジネスだとか嘯く輩.これが実態とすると全くもって恥ずかしい話です.
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雌雄異株には色々なタイプがあるのですが,雄花を着ける株と雌花を着ける株が,別々の個体として存在することを雌雄異株と言います.この雄花および雌花は,機能的に雄花、雌花であるという意味です.つまり,下の表紙の写真のように雄花には退化した雌しべが,雌花には退化した雄しべが有ります.このことは,なんらかの環境要因によってこの雌雄を制御している遺伝子の発現が変化することで,上に載せたい雑誌の表紙の写真のような完全花つまり雄しべも雌しべも機能している花が生まれる可能性が有ります.

この記事は,オペルクリカリアにも稀に起こるこうした現象を観察してその経過を報告したものです.結論から言えばどうしてそのような現象が生ずるのかは不明であり,おそらくは強い環境ストレスによるものと想像されます.こうした完全花から得た,即ち自家受粉したと思われる実生が出来上がっていますが,再び完全花を作るのかどうかはまだ確認されていないとのこと,興味あるところです.
今,たくさんのパキプスが日本に入って来ていますが,果たしてどれだけの人がじっくり植物を眺め,観察しているでしょうか.カッチョエーとか言って,流行りの置物としてパキプスを見ている人.そこに高値で売りつけ,それがビジネスだとか嘯く輩.これが実態とすると全くもって恥ずかしい話です.
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