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もう一つの大福丸

 ボクはマミラリア好きですが,この大福丸(M. perbella)のように,地味に成長するもの,成長点が自然に分かれて大株になるものになんとも言えない魅力を感じます.自分で種子を蒔いてみたくて,昨年少し顔つきの異なる株を手に入れました.5月頃には盛んに開花し,古くからいる株と交配を試みました.この時目は(と書きましたが,そう見えるだけで,正確には成長点)まだ完全に分かれていません.
もう一つの大福2019
 そして今,赤い実を出しつつまだポツリポツリと咲いてきています.完全に二目になりました.2ヶ月でそれなりに成長していますね.
もう一つの大福8月2019
 以前からウチにいる大福丸の花 と比べると同じピンクの花といってもその雰囲気は随分と違います.ここらがマミラリアの難しいところです.花だけではなかなか種の区別,同定は難しいのです.この二者の後代はどのような花を咲かせるでしょうか.中間型,それとも分離する?楽しみに待ちましょう.

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コメント

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大福丸のように成長点が扁平になってから分かれるのと、綴化とは何が分かれ目なんでしょうか。そもそも、大福丸たちは扁平になってるわけではなく、成長点近傍で側芽が出来てるのでしょうか。
形態観察したいところですが、破壊調査はなんか惜しいですね。

No title

しまねっこさん、いつもありがとう。
そうですね、興味あるところです。外観から見ると両方の成長点に優劣は認められず、原始的な植物に見られる二叉分枝に近いのでしょうか。でもたとえば、キクタニギクなども二叉分枝するのですが、よく三又にもなり、これはおそらく花芽分化したものが早期に座死し、下位の腋芽が動いたものと思っています。
もし成長点直下の腋芽が動いたのなら、頂芽優勢が極めて弱いことになり、ある程度ガタイが増すと成長点のオーキシン生産能が一時的低下するという現象になります。でもすぐに頂芽優勢が復活することになり、本当にそんなことが起こっているの?と思ってしまいます。
プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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