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ボタニカルアートに見る大好きな太平丸

 ボタニカルアートのwebサイトで太平丸をいくつか見つけました.残念ながら原画は一枚も持っていません.日本ではボタニカルアート市場が小さいのか,種々の園芸博覧会的なイベントでボタニカルアートの販売はほとんどありません.欧州の同じ様なイベントではボタニカルアートのベンダーがいくつも並び物色するのは楽しいものです.
 1枚目はSchumannらのBluhende Kakuteen. Iconographia Cactacearum 第2巻117図(1905−1911)です.典型的な太平丸で,花の様子も正確に書かれています.Karl Moritz Schumannは,ベルリン植物園のキューレータでドイツサボテン協会の初代会長でもありあす.蓬莱宮(Mammillaria schumanni)などいつくかの学名にその名を留めいます.
BA太平①
 2枚目は、太平丸が大きくなった際に稜線がらせん状になった姿を捉えており,その下のウチの太平丸達の一つと比べて,左巻き,右巻きがあることもわかります.これはLemaireらのIconopraphie descriotive des cactées(1841-1847)の図です.Charles Lemaireはフランスの植物学者で,サボテンの研究者でありいつくかのジャーナルの編集者として活躍した人です.
BA太平②
こんな感じ
 最後はEngelmannのPlates to the Cactaceae of the Mexican boundary (1859)第31図です.刺が長く湾曲するニコリー系の様な太平丸です.George Engelmannはドイツ系アメリカ人の植物学者で,司エビ(Echinocereus engelmannii) など多くのサボテンにその名を留めています.
BA太平③
 昔の学者の軌跡を辿るのは楽しいですが,やたら時間が取られます.もう少し暇になったらじっくりやってみたいと思います.

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さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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