あまり大きくならない明けの明星
この明星交配種を紹介したのは2年前のことです.それ以来,マミラリアとしては相当に遅い成長速度です.もしかしたらこれは,かき仔のせいかも知れないと思い始めました.サボテンも最初は1粒のタネでした.それがマミラリアなどのように仔をさかんに吹く種では,ある特定の系統がかき仔で増やされます.つまりクローン化されるのです.植物の若返りは,栄養繁殖でも生殖繁殖でも起こります.大きな株から外されたかき仔は再び元気良く成長することはままあることで,これは母株から切り離されたことにより一定度若返ったと見なされます.しかし,この若返りはタネを介した若返りに比べると不完全です.また長らく栄養繁殖を繰り返していると増殖の過程で感染したウイルスが蓄積することも予想されます.そんなこんなで,どんな種であれ長らく栄養繁殖することは決して得策ではないのです.マミラリアにおいても,たとえば普及種でかき仔でいくらでも増える松霞なども,かき仔苗に比べて実生苗は極めて生長旺盛です.タネ取りにくい姫春星なども新たな実生系を確立することが必要に思われます.

この明けの明星は交配種だということです.明確な交配親が明にされていれば,タネを介して繁殖すべきですが,どうやら由来不明.これでは品種として新に確立しているとはいい難いのかも知れません.
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この明けの明星は交配種だということです.明確な交配親が明にされていれば,タネを介して繁殖すべきですが,どうやら由来不明.これでは品種として新に確立しているとはいい難いのかも知れません.
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