渋さへの傾斜
ずいぶん昔のことです.正見さんの温室に遊びに行っていた時のこと,さぼちゃんを始めたばかりのおじさんが花盛丸らしきさぼちゃんをたいそう愛おしそうに持ち込んで,栽培方法等尋ねていました.子供のボクは,あきれ顔でそれを見ていたのを思い出します.生意気なガキでした.たいていの人は,最初はどんなさぼちゃんにも興味があり,だんだんと特徴が分かるようになるとある特定のグループのさぼちゃんに傾倒,そして最後には渋いものに向かうようです.サボテン少年が高校生になり花籠の輸入物を買ったとき,正見さんの奥様に「まあ,あんたもこんなのがよくなったかねー」と感心されました.写真は黒刺鳳頭,惚れ惚れする渋さです.


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