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2023の大晦日に想う

 また大晦日がやって来ました.今年はポストコロナの一年と言われ,生活の色々な面が徐々に元に戻りました.でも何が普通だったのか分からなくなってしまったこともたくさんあります.何より人々の精神が萎縮したままのような気がしてなりません.今ボクの住む中規模都市の郊外,要は昔からの田舎町なのですが,スーパーでのマスク装着率は未だ9割ほどです.この社会に蔓延した「何かあったらどーすんだ症候群」は,ポストコロナパンデミックとも言える状況で,有形無形の影を社会に落とし続けているように見えます.
大晦日2023
 この1年間のブログを再読し,FacebookやInstagramなども見返してみました.色々あったなーと思うと同時にボクはボクなりによく頑張ったなと思いました.自由農業人という名の隠居生活も2年目となり,新しい生活への適応というステージから,内容の充実へと着実に歩めているように感じます.来年もまた自由人としての生活に一層の奥行きと幅を持たせて行けたらなと思います.
 皆様,良いお年を.


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今年の総括2023

 今年の正月に掲げた5つ抱負に対して,実際はどうだったのか振り返って見ました.
抱負その1.太平を中心に,独自の育種目標に沿った交配を更に進めます.
 今年は,2022交配種子66系統の種子を播種,そこから140株余りをキリンに乗せ, さらに新たに57系統の交配を行い種子を得ました.量的にはそれなりにありますが,質はどうかといえば,なお迷走している感もあります.データに基づく計画育種への移行が課題です.下の写真は2020交配の太平たちです.この辺りから交配親はほぼ自分の実生で,ようやく本当の育種が始まっています.
総括①2023
抱負その2.マミその他のサボテン全体の多様性の拡充を行います.
 マミはもとより,エリオシケなど南米ものが増え始め多様性は増しました.しかし,それとて流行り物が中心の傾向は否めず,真にサボテンの多様性を自らのハウスに展開できているのかといえば道半ばです.
総括②2023
抱負その3.多様な栽培方法にチャレンジします.
 フレーム栽培の良さを再発見しましたが,露地での栽培へのチャレンジは消化不良でした.現在3号フレームと雨避けフレームを設置しつつあり,来年以降に期待です.
抱負その4.3回目のメキシコ行きを実現します.
 4月と11月に2回メキシコへ行き一気に4度目まで果たしました.ただ行ったというだけではなく,そこにいるサボテン,多肉への理解が大いに深まったことは良かったと思いますが,同時に植物全般への知識の浅さを思い知る旅でもありました.
抱負その5.サボテンを通して人と社会への繋がりを一層広げるよう努力します.
 地元のカタスククラブのほぼ全ての活動に参加し,サボテンを通じて新しい友人も出来,さらには県外へも積極的に出かけました.ただ本当に社会と繋がったかと言えば,今とつなのかもしれません.

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マミらしいコンスピクア

 今年の1月中旬にこのコンスピクア(Mammillaria conspicua FO210)が12月よりバラバラと咲いてくるという記事を書いています.今年もほぼ同じように年末にはかなり咲いて来ていました.その時の記事にも書きましたが,この種はM. haageana subsp. conspicuaとされ,ハーゲアーナの1タイプです.ハーゲアーナは,鶴の子,日月,雪月花,内裏丸などと対応することからもわかるように亜種を含めて大変種内変異が大きな植物です.これもまた1タイプと理解して眺めています.
FO210①2023
 実はこれによく似たハーゲアーナがウチに居ます.以前にコンスエロという名のハーゲアーナとして紹介したものです.この両者風貌はとても似ているのですが,このコンスエロの意味が判然とせず,関係があるのかないのか不明です.スペイン語でconsueloは女性の名または慰めの意味で,植物の形態とは無関係そうです.
ハニアーナコンスエロ2022
 国内でカタカナ名を付けてサボテンを売るのは良いのですが,それがどんなもの,つまり亜種名や品種名なのか産地名なのかなどはちゃんと解説をつけて欲しいものですね.まあ,みんなハーゲアーナにしておいて文句がなければそれでもう良いのですが.

 さて年の瀬も迫り、いつものように少しの間だけフログ更新をスローダウンさせます.

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色々なレッツーサス

 Ariocarpus retususは,メキシコ北西部に広く分布しており,様々なタイプがあります.それぞれに対応して色々な和名がつけられて来ましたが,今は全てレッツーサスに統合されています.この春の記事で周辺の葉が黄色く焼けた凄みのある亀甲牡丹の写真を載せましたが,このレッツーサスも同じです.中身がなくなり表面のクチクラだけが残って黄色く縁取られた姿は荒々しくそれはそれで素敵です.
レッツーサ①メヒコ2023
 イボの表面ゴツゴツが目立つタイプもあり,
レッツーサ②メヒコ
 また青磁牡丹と呼ばれるイボ表面が青味がかった縞模様になるタイプもありました.
レッツーサ④メヒコ2023
 さらにはちょっと日陰になるところに生えているものは,青味が強くふっくらしています.
レッツーサ③メヒコ2023
 昔大量に日本に入って来た頃,様々なタイプを目にした先人たちは,それらに名前を与えて区別しました.それが元になって同じタイプが交配され,磨きがかかって今の日本の牡丹類があります.

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ユーフォルビアから採れるワックス

 メキシコの野で青白く棒状の茎が立ち並ぶEuphorbia antisyphiliticaの姿はちょっと特異でよく目につきます.これらからワックスが取り出され,日本にも輸出されているというので興味が湧きました.下の写真のオプンチアの周りに棒状の青白い茎を林立させているのがそれです.
ユーフォオプンチアメヒコ2023
 その現場を見学できたのは幸いでした.たくさんの植物を採取されて積まれています.
ユーフォワックス②メヒコ2023
 その茎をおそらく水酸化ナトリウムと思われる溶液を加えて窯でぐつぐつ煮込むと表面に灰汁のようなものが浮いてきます.
ユーフォワックス③メヒコ2023
 それを掬って水に入れて冷やすとワックスが採れます.これがキャンデリラワックスです.
ユーフォワックス④メヒコ2023
 作業していたおじさんが,掬ったワックスにサッと指を入れて,それを水に入れて固めてくれたのが下の写真のものです.容易に細かな粒子になりますが,無味無臭です.
ユーフォワックス⑤メヒコ2023
 帰って来てから調べると,なんとAmazonでもキャンデリラワックスは売られていました.リップクリームや口紅の原料になるそうです.なお,この春にワシントン条約事務局がメキシコに対してワシントン条約対象のすべての動植物の商取引を中止するよう勧告し,このキャンデラワックスの日本への輸出もストップする騒ぎがあったようです.これは条約違反に対する制裁措置だったようで,数週間で禁輸は解除されたようです.色々あるものだなと感心しました.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
金沢に生まれたボクは,熱心なサボテン少年でした.2010年,30年数年ぶりにサボテンに本格復帰.2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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