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刺マミヨンストニーたち

 ウチには幾つかのMammillaria johnstoniiが居ます.最初はSB432,故郷はソノラ州 San Carlos 海岸から50kmほど内陸に入ったところです.花は穏やかな花色,ピンクがかったストライプが目立ちます.
ヨンストSB4322023
 次はケーレスの種子由来の二株,花色はややピンクが勝っています.かなりはっきりと刺色が異なり顔つきに違いが見られます.
ヨンストケーレス②2023
ヨンストケーレス①2023
 国内産の赤花の綺麗なヨンストニー,刺も密で濃い赤花が綺麗です.
ヨンストニ赤花2023
 最後は随分前からウチに居るヨンストニー hermosillo の後代です.うねる長い刺が魅力のお気に入りです.
ヨンストヘルモ2023
 ヨンストニーの風貌だけ見ているとメキシコ南部のプエブラとかに居そうな顔つきですが,ソノラ砂漠の住人.9月から5月に少ないながらも雨の降る地域です.いわゆる冬型ってところですかね.

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ドドソニーの開花のずれ

 ドドソニー(Mammillaria deherdtiana var.dodsonii)が素敵な花を咲かせ始めました.昨年3つある株の開花期が全く揃わないことを記事にしました.昨年一番早く咲いた株がやはり今年一番です.1年で随分と株が立派になり,それに伴って花の径も大きくなっているようです.
デヘルド①202
 2番手もやはり昨年通り2番手です.
デヘルド②2023
 そして3番手,まるで開花時期が違います. この3番手が一番刺の具合が美しいのです.
デヘルド③2023
 この3番手が咲き始めた4月上旬頃には先の2株はもう最後の花です.この開花を待つ間に移植が済んでしまいましたので,鉢が変わっています.
デヘルド④2023
 そんなわけで,この3番手くんの種子を採ろうと思っていて毎年交配の時期を逸っしていたのですが,今年は何とか一つだけでも交配できました.

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ロカリティの異なるキャンディダ達

 うちには色々な満月(M.candida)の仲間達がいます.最初はキャンディダSB827です.特にこの個体の花は大きく立派です.SB827はサンルイスポトシ州Guaxcamáが故郷,標高1150m,硫黄鉱山のある小さな村です.
SB827大輪2023
 下の写真は同じFNの別個体,オーソドックスな花のサイズです.花の大きさにおける個体変異がこのように顕著に現れるのは珍しいなと思います.
SB827別2023
 次はSB440,これの故郷は,ヌエボレオン州Santa Anaです.全体として刺色は薄く,花弁の色も花糸の色も薄いような気がします.
SB4402023
 そして最後はSB109,サンルイスポトシ州Charco Blancoが故郷です.日本でもよく見られる満月のタイプです.
SB1092023
 先日 nanaの記事を載せましたが,色々なタイプのキャンディダがメキシコ北部の広い範囲に見られます.それぞれのタイプに変種名(var.)が付けられましたが,全てシノニムとされます.国内では満月,望月,桜月など刺の特徴からいくつかの和名で区別されています.それはそれで大切にしたら良いと思います.ちょっと気になるのが,カエスピトーサという名で売られているキャンディダがちっともcaespitosa (群生する)ではないことです.

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レンタの花に思う

 白絹丸(M. lenta)の花がたくさん咲き,なんだか感慨深いものがあります.
レンタ花2023
 うちには比較的大きな群生株が居ましたが,腐りが入り,その後何とか生き延びたものの,その後まだ十分に復活していません.その頃友人からレンタの種子はないのか?と言われました.レンタは素敵なマミラリアですが,成長はゆっくり,実生をそのまま養成していたのでは種子の供給はおぼつきません.これではいけないと実生数株をキリンに乗せて株養成を始めたのが2年前のことです.
レンタonキリン2021
 昨年接降ろしして,以後は少し絞って栽培しました.それらがようやく揃ってこの春開花期を迎えたのです.開花しているレンタは穏やかな表情をしているように見えました.
レンタ全体2023
 この春せっせと交配をしましたから,しっかり種子が採れるはずです.種子はごく一部を自家繁殖用として,その他は頼まれているところへ供給しようと思います.

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マミ ダシアカンサのかわいい花

 ダシアカンサが可愛い花を咲かせています.いかにもマミラリアって感じのサボテンです.いわゆる白マミとは言えないかもしれませんが,締めて作ると素敵な白い塊になります.色々なタイプが居て,ぱっと見の印象は随分違うものもあります.この種の学名は,Mammillaria laui subsp.dasyacanthaなのですが,ラウイには基本種と二つの亜種があり,これらは生息地の標高で区別されるも,当然のことながら境目は曖昧で,結果として色々なタイプが同じ名前で流通しています.同じダシアカンサとされるものでも,刺,分枝性,開花期など少しずつ違います.下の写真の株は刺の柔らかいタイプ,毎年いち早く咲いてきます.
ラウイダシアカンサ①2023
 もう一つやや分枝性が高く小型のタイプ.花も小ぶりです.
ラウイダシアカンサ②22023
 さらにウチに以前から居る
白刺ラウイという名で手にしたサボテン,おそらくこれもダシアカンサです.かつては大きな群生株でしたが不幸にも崩壊し,その一部が救出されて今は小ぶりの株として生きています.
白刺ラウイ2023
 このダシアカンサと呼ばれるマミラリア達は実に愛らしく,白刺に赤く小さな花を多数しかも長期間に渡り咲かせています.彼らの花姿を眺めるのは,毎春の楽しみの一つです.また触って刺が痛くないのも良いところ.小さなうちから盛んに分枝を出し,間も無く半球状の群生株に発達しますので,マミラリア入門種として優れものかと思います.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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