花から正体を探る
パキポジウムの実生苗を結構な数作ってみたのですが,実生から2-3年して個鉢に上げる辺りで,おや?これは何かが混ざっているぞってのを発見することが少なからずあります.何しろ発芽まもない小苗はなかなか種の区別がつきにくのです.種子になると実生苗以上に全く区別がつかないですから,混ざってしまうととどうしようもありません.下の写真のようなものがエブレネウムのバットから個鉢に上げるときに見つかりました.明らかにエブレネウムではありません.同じようなものが5-6個もあるのです.

葉の形態から見るとブレビカウレかその交配種である恵比寿大黒のようです.パキポジウムの種を決定づける大きな決め手は花です.それぞれの種が,かなり特徴的な花を持つので,花を見ると間違えることはありません.幸い一つの個体が早々に花を上げてきました.

晩秋の陽気に誘われて冬が来る前に咲きました.花の特徴から見るとどうやら恵比寿笑いのようです.そもそも恵比寿大黒はここ数年蒔いていないし,更にエブレネウムとの雑種でもなさそうです.恵比寿大黒の片親であるデンシフローラムの花は小ぶりで花弁の縁に皺が入ります.恵比寿大黒は両親の中間的な花を着けます.ただし更に恵比寿大黒と恵比寿笑いを交配するとだんだん花は恵比寿笑いに近くなり,そのうち見分けがつかなくなります.


今回の事は,多分隣で蒔いていた恵比寿笑いの種子がエブレネウムの育苗バットに飛び込んだのでしょう.いろんな種を蒔いて思うことは種子というヤツはことのほかジャンプが上手です.ここまで飛んだの?ってところに生えたりしますから.
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葉の形態から見るとブレビカウレかその交配種である恵比寿大黒のようです.パキポジウムの種を決定づける大きな決め手は花です.それぞれの種が,かなり特徴的な花を持つので,花を見ると間違えることはありません.幸い一つの個体が早々に花を上げてきました.

晩秋の陽気に誘われて冬が来る前に咲きました.花の特徴から見るとどうやら恵比寿笑いのようです.そもそも恵比寿大黒はここ数年蒔いていないし,更にエブレネウムとの雑種でもなさそうです.恵比寿大黒の片親であるデンシフローラムの花は小ぶりで花弁の縁に皺が入ります.恵比寿大黒は両親の中間的な花を着けます.ただし更に恵比寿大黒と恵比寿笑いを交配するとだんだん花は恵比寿笑いに近くなり,そのうち見分けがつかなくなります.


今回の事は,多分隣で蒔いていた恵比寿笑いの種子がエブレネウムの育苗バットに飛び込んだのでしょう.いろんな種を蒔いて思うことは種子というヤツはことのほかジャンプが上手です.ここまで飛んだの?ってところに生えたりしますから.
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