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闇に浮かぶタイタンの花

 タイタン(Selenicereus 'Titan')はこの春既に何度か開花したのですが,夕方には覚えていても夜にはすっかり忘れてしまい,なかなか写真が撮れませんでした.夕ご飯を食べて7時半ごろまだ半開きでした.
タイタン7時半2022
 9時近くになり,満開となりました.
タイタン9時2022
 そっと鼻を近づけてみましたが,ヒトの嗅覚ではそれほど強い香りがある様には思えませんでした.
タイタンの花2022
 まだこのタイタンと何かを交配したことはないのですが,このような形態で有色花になればそれは素晴らしいのになと思います.元々交配種ですから不稔なのかもしれません.今度チャレンジして見ましょう.

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孫の絵

 眠り獅子の素敵な花は一度3月に登場しています.この時の写真をインスタにも載せていたのですが,それを見た孫が絵を描いてくれました.なかなかよく雰囲気を掴んでいるといたく感心しました,‘ジジ馬鹿’です.ボクは小さい時からなかなかの「画伯」で3Dで見たものを紙という2Dに落とし込むことは超苦手です.絵を上手く描けるかどうかは天賦の才能によるものと固く信じています.
眠り獅子の絵2022
 4月になり再び素敵な花を咲かせてくれました.テロカクタスは温度のある時期は何度も咲きますね.ただ温度が高いと花色がボケてしまう傾向にありますが,今はまだ綺麗です.
眠り獅子4月202
 絵を上手く描けないボクは,もっぱら鑑賞する側です.サボテンに限らず植物の絵はボタニカルアートでも静物画でも日本画でも好きで,そうした展示会があればなるべく見るようにしています.

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黄花のギムノ2つ

 春から初夏へ向かうこの季節はギムノの季節です.黄色花のギムノが二つ同時に咲いていました.最初は黄蛇丸(Gymnocalycium andreae P213)です.綺麗なレモンイエローですね.黄蛇丸は子供の頃にも持っていました.このP213を辿ると故郷はアルゼンチンのコルドバの西,Cerro los Gigantes 標高1900mです.GEで見ると岩山のようですが,谷筋には緑が見えます.
黄蛇丸2022
 もう一つは稚竜丸(G. netrelianum).購入した時のラベルはG. leeanum var. netrelianumとなっていましたが,G. hyptiacanthum subsp. netrelianumと共にシノニムです.こちらは薄い黄色ですね.この稚竜丸も子供の頃から知っていた懐かしいギムノです.
稚竜丸2022
 純黄色花をきれいに写真に収めるのは難しいですね.生で見た方がずっと綺麗な気がします.ノトカクタスのように柱頭が赤いと綺麗に写真が撮れることから,これはカメラのせいでは無く,ヒトの目と脳の色の処理能力の問題なのかも知れません.

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緑に見える黄色の花

 花を咲かせる植物(顕花植物)で花弁もしくはそれと同等の役割を果たす萼片が緑色の植物は極めてマイナーです.顕花植物の進化のパートナーは多くは飛び回る昆虫などで,彼らに目立つ光学特性を持ち,かつ受粉の報酬としての花蜜を与えるように植物側の花は進化しました.サボテン科植物はベタレイン系色素を花弁の細胞内に集積するため,花色は黄色からオレンジ,赤の花がメジャーです.一方夜咲きのサボテンの大半が白花です.前置きが長くなりましたが,今回紹介する黄雪晃 (Parodia haselbergii subsp. graessneri)は,玉サボテンの仲間ではエビサボテンのいくつかの種と共に,最も緑に近い花色を持ったサボテンです.
黄雪晃横顔2022
 黄刺の中に咲く花は,特に咲きかけの時に緑に見えますが,開くと黄色花です.花弁に葉緑体が含まれ,開花にともなって分解するのか,単なる見た目だけなの事なかの確かなことは知りません.
黄雪高の花2022
 子供の頃,雪晃と共にこの黄雪晃も持っていて,ブラジリカクタスという属名と共にこの白刺赤花と黄刺緑花の組み合わせが不思議な取り合わせだなーと思っていました.

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緋色の花は原点

 ギムノの緋花玉はボクにとって原点のようなサボテンです.子供の頃に持っていたギムノといえば緋花玉や新天地です.もちろん新天地は開花するようなサイズは持てるはずもなく,緋花玉によってギムノカリキウムという属名とその由来となる独特の蕾の形を知ることになりました.
 緋花玉(G. baldianum )は元々もう少し小振のサボテンだったようですが,長い栽培の歴史の中で交配が進み,大型化したようです.現在の緋花玉は,白から緋色まで色々咲くというのが実態です.しかし何と言ってもこのようなやや暗い緋色がいいですよね.
緋花玉の花2022
 この緋花玉は綴化株です.
緋花玉綴化2022
 確か山城さんのところの温室だったと思うのですが,沢山の緋花玉綴化がバットに植わっていて,薄いピンクから濃い緋色までさまざまな花色を咲かせているのを以前に見ました.つまり実生で綴化が出るってことです.100%出るのかどうかは知りませんが,実生系の綴化株が供給されているのはこの種以外にあるのでしょうか.綴化の遺伝も興味あるのですが,なかなか自分では確かめられていません.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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