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桜月大株の開花

 キャンディダ(Mammillaria candida)の中で,ボクはこの桜月が一番好きです.ウチにはいくつも桜月が居るのですが,この大株くんの開花はいつもう欲求不満の状態でした.今年はどうしたことか比較的多くの花が一斉に咲きました.
桜月の花2022
 キャンディダ達の花は皆同じように時間と共に色合いを変えながら開いてゆきます.ピンクの花糸がとても綺麗です.
桜月の花2022
 できるだけ刺色が桜色によく染まる桜月を選抜すべく実生を作っています.この段階でも棘の色に個体差がありそうです.
桜月の花2022
 どれぐらいのサイズの時に選抜すれば良いのか全く知識はないのですが,皆を大きくするわけには行かず,なんらかの基準で持って篩にかけなければなりません.うーんどうしたものかなと思案しています.

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今年の桜丸たち

 今年の桜は平年並みの様です.こちらの桜もまずまず例年通りに蕾をあげて来ました.昨年報告した通り,ウチに居る2株はつぼみの着く位置に個性が見られます.
桜丸①蕾2022
桜丸②蕾2022
 それぞれ開花が始まり,順次開花して行きました.
桜丸①開花始2022
桜丸①開花進む2022
桜丸②開花始2022
桜丸②開花進む2022
 この魅力的なサボテンを増やさない手はない!と貯蔵花粉で交配を試みて採れたわずかな種子からの実生をキリン接して何とか生き延びた1個体がこれ,今年は花が着くかなと思っていましたが,どうかなー,今のところ見えません.
桜丸2代目2022
 さらに昨年の種子由来のものたちの中に刺色に少し個性があるものが居ました.桜丸ですから桜色の刺が魅力ではあるのですが,白刺が出ればそれもいいなと期待しています.
桜丸刺色2022
 この素敵なサボテンが余り流通していないのはなぜでしょうか.少し増やして供給してみようかなと思いました.

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貫禄の出たロビンソルム

 このロビンソルム(Escobaria robbinsorum SB464)の故郷はアリゾナ州のCochise,GEで見ると本当に何もないガレ場のようなところです.ウチに来てもう5年以上経ちますが,さほど径は出ずその分すっかり刺に覆われ貫禄が出て来ました.
ロビンソルム2022
 今年はなんとか揃って3月20日頃に開花が始まりました.地味な花ですが,咲くとやはり嬉しいものです.蕾もたくさん有り,今年はきちんと交配をして種子を採りたいと思います.
ロビンソルム開花始2022
 これまで採れた種子で実生苗も作っているのですが,脱落者が多く,思うように苗生産ができていません.これはひとえに実生バットが典型的な雑居ビルなので,どうしても水が多くなりがちになり,これが良くないのでしょうね.
ロビンソルム実生苗2022
 今作りかけの簡易フレームができたら,周年そこに居てもらおうかなとも考えています.つい手をかけ過ぎて水をやってしまうこともないでしょうから.

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エビサボラウイの姿

 今年もエビのラウイ(Echinocereus laui)の花が咲いて来ました.3月の中頃,ああ蕾が大きくなって来たなと嬉しく眺めました.
エビラウイ全体2022
 でも昨年と何か印象が違うなと思い,昨年の記事の写真と見比べておお?と思いました.蕾がつく位置がまるで違うのです.たいがい種によってつぼみのつく位置は大体決まっているものです.昨年は胴体の真ん中辺りに花がついたのに,今年は先端部です.昨年ほとんど成長しなかったのでこんな風になるってことは有り得るのですが,昨年末ぐっと大きくなっており,写真で刺色が少し白く見える部分が昨年の成長した部分です.
エビラウイ全体開花時2022
 何が違うのでしょう.ご覧の通り昨年はなかった分枝がたくさん基部にできています.どうやらこのラウイも先日記事にしたエビ ストロニフェロスと同じように地面より下の部分から多数の分枝を伸ばしそれが地上に顔を出して来るタイプのようです.このように分枝を伸ばしはじめたことと花芽のつく位置の変化が関係しているのでしょうか.とても面白いことですが,確認は容易では有りませんね.
 そんな些事にこだわるボクをよそに,彼はエビにしては清楚系の花を凛と咲かせています.
エビラウイの花②2022

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大阪市博物館「特別展植物」のサボテン

 昨年東京で開かれていた展示会の大阪版です.東京開催中はついぞ花の都へ行くことが許されず,見過ごしていたのです.この中でサボテンを解説しているところがあるのはテレビの宣伝で知っていました.一体どなたがどのように展示・解説して居るのかいたく興味があったのです.
植物展①2022
 展示の中のサボテンは、極限環境への挑戦といういくつかのカテゴリーの中で,乾燥地に生える植物として取り上げられていました。展示では,下の写真の様にごく普通のサボテンを展示してありました.実際はこんなに密集していろんなサボテンが生えている訳ではないのですが,分かりやすくってことで仕方がないのかも知れません.
植物展②2022
 サボテンではありませんが,葉の寿命が長いという切り口で,奇想天外が紹介されていました.
 公式ガイドブックでは,地球上の4割を占める乾燥地帯が,実は生物多様性のホットスポットであることを紹介し,メキシコと南アフリカで多肉化して乾燥地を生きる植物を紹介してありました.不思議なことに展示でも,ガイドブックでもCAM型光合成には詳しく触れていませんでした.
植物展③
 植物の世界は大変奥が深く,知らないこと,わからないことだらけ.サボテンを通して植物の世界を覗く楽しみは尽きません.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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