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リッテリー2態 

 昨日に続き柱サボテンネタです.エスポストア白楽翁 (Espostoa ritteri),昔から馴染みのサボテンですが,流通しているのは大体ごく幼苗です.綿毛を纏ったような姿がかわいいからでしょうね.この株は8年前に手に入れたもので,その当時は白い綿菓子のようにふわふわでした.あれから随分と大きくなって,今は2枚目の写真のように金色の強い刺を出してきています.基部から分枝も出てきています.現在の大きさはようやく60cmを超えたほど.4mぐらいになるそうですからまだまだ子供です.エスポストア属の花はなかなか素晴らしいもので,ぜひ咲かせてみたいのですが,ウチで咲くかなあ.
リッテリー全体2021
リッテリー先端部2021
 これはリッテリーの綴化というかどちらかと言えば石化に近い変異株です.こちらの方がよく流通しています.おそらく全て栄養繁殖されたものではないかと思います.これもまたとにかく大きくしてやろうと分割せずに維持しています.
リッテリー石化2021
 柱類はハウスの良いアクセントになります.上手にコレクションに加えたいものです.

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ブルー肌の柱サボテン

ウチにはこんなものも居ます.アズレウス柱(Pilosocereus pachycladus syn.P. azureus)です.100均にも登場する柱サボテンですが,大きく育ったものはあまりお目にかかりません.場所もとるし,なかなか自分で大きくするのは厄介.大きな柱サボテンなんかは,植物園で見られたら良いって感じが普通でしょうか.でもボクはハウスを建てた時,1棟は繁殖用として使うとして,その一部でこれまで作れなかった大きくなる柱やウチワなどを置きたいなと思いました.幾つかの柱を手にしたのですが,アズレウス柱はその一つです.モリモリと成長はしているのですが,直径がなかなか太くなりません.
アズレウス柱全体2021
 成長点部の金色の刺とブルーの肌は美しいものです.さらに大きくなるとアレオレから幾らか綿毛のような細い刺も出すようです.
アズレウス柱先端2021
 さて,このように栽培していて花を咲かせることができるでしょうか.

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兜の顔

 兜には色々な顔があります.10年前,30数年ぶりにサボテン趣味を復活したボクは,浦島太郎よろしくミラクルもスーパーも知りませんでした.それはある意味衝撃で,少し前のめりに買い求めて,並べて,交配して.そして分かったことは,蒔けばいろんなタイプが出るってこと.高いお金を払って特別なタイプを買うにはやめにしました.同時に個人名を冠した素晴らしい兜があり,たくさんの方がそれを超えることを目指して実生をしているのも分かり,自分はもういいかなと思いました.そうこうするうちにタイのサボテンを見る機会があり,ひどい近交弱性と思われる大きくならない兜をたくさん見ました.その後,日本でも野生の血を入れる試みも見られるようになり,少し安心もしました.
 兜の顔は白点で決まります.その大きさと密度.下の2株は全然印象が違いますよね.でも基本パーツは同じです.
兜①2021
兜②2021
 何を美しいと言うかは,その人の感性で決まるのであり,他人からの評判でもなく,ましてや名前ではありません.最近はごく普通の端正な顔つきの兜がいいなと思っています.

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メロの世代交代

 このハーロウィー(Melocactus harlowii)は,2013年にボク自身の誕生日祝いにとウチに来ました.名前については少し疑問に思うところもあるのですが,文句なく素敵なメロです.メロカクタスは花座ができると本体はもう成長しません.段々と花座が大きくなるのは楽しみではあるのですが,どうしても本体の老化が起こります.すっかり老株の顔です.
ハーロ古株2021
 世代交代させた若い株は,秋に元気よく成長しています.大型の種なので花座がつくにはまだまだ先ではありますが,ここまで来れば安心です.
ハーロ若苗2021
 さらに小苗も沢山居ます.実生苗は作りすぎると処理に困り,サボっていると欲しい時に有りません.
ハーロ小苗2021
 メロは簡単に種が取れるのですが,正直あまり蒔いていません.気に入った株はちゃんと次世代を残さないといけないなと思いました.

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窓際からの生還

 ずっと以前に雑貨屋さんで売られていたサボテンのことを記事にしました.当時2cmぐらいだった彼らですが,それ以降ずっとボクのオフィスの窓辺に居ました.窓は南向きながら,耐震補強された枠が建物の外側にあり,冬の間よほど太陽の南中高度が低くならない限り日の当たらない場所です.2年半をここで過ごし,この秋にデスクを引き払うことになり持ち帰ってきました.よくぞ頑張ったなと褒めてあげ,植え替えてやりました.比較にその当時受け皿にしていたものを前に置きました.これからは普通に栽培してやりましょう.
窓際①2021
 ボクの周りにもう1つ長年窓際にいるサボテンがあります.下の写真の白美人は8年前に記事に取り上げています.元々は今でいう100均サボテンのようなものをホムセンで購入したものです。現在30半ばの下の娘が小学校低学年の頃に買ったものです.とてつもなく長い時間,このサボテンは実にぼちぼちと生きています.陽の当たらない明るい場所で,灌水を控えているとサボテンは極めてゆっくりと動き,ひどく徒長もしません.
窓辺の白美人2021
 かわいいと思って小さなサボテンの鉢を手にされた方が,その後どのような環境で育てるのかは千差万別です.園芸書には,しばしば「よく陽の当たる窓辺で、薄いカーテンごし」が理想的などと書かれていますが,そんな場所は滅多になく,ウチにもありません.どんな場所に置いて、どんな風に育てたいのか,それぞれのコツを伝授するのは容易ではありません.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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