fc2ブログ

奇想丸の種子

 奇想丸 (Setiechinopsis mirabilis)の開花については,この春に書きました.着いていた花は順次皆咲き,種子が爆ぜています.こんな姿はこのサボテンを持っている人には,毎年こと,ありふれた風景です.
奇想丸7月2021
 そしてこの種子はよく発芽し,実生苗も特に問題なく育ちます.
奇想丸の種子2021
 この種子は果たして自家受粉なのか?この素朴な疑問に答える情報は限られています.この花の細長い花筒は,長い口吻を持つ蛾か何かがポリネーターである(あったか?)ことを示唆しています.多くのサボテンの本には,自家受粉すると書かれています.でも花が咲いた後何もしなくても実がなることと,自家受粉しているということは必ずしもイコールではありません.奇想丸が昔からありながら,交配種が見られないこと,斑入りがほとんど知られていないことなどと何か関係がありそうだと思っています.

面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.
にほんブログ村 花ブログ サボテンへ

スポンサーサイト



ギカンティアの群花

 真夏の日差しの下,ギカンティア( Copiapoa gigantea KK614)が沢山の花を咲かせています.
ギガンティア①2021
 この株は6年前に小さな株を接降ろしたものです.台の上で大きくするのがイヤなので,ウチでは顔が見えたら直ぐに降ろしてしまいます.直径は倍以上になり,落ち着きも見られます.
ギガンティア②2021
 これまで何度か,コピたちの開花のリズムは水じゃないかと書きました.月1程度しか水やりをしない現地球はなるほどそうかなと思わせる開花周期です.しかし,この株のような接降ろし,しかも台付だと普通に乾いたらやるって管理.なのでどうして今咲くの?ってことになります.しかも蕾が見えてから咲くまでがホント1日あるかないか.気がつくと満開なのです.でも残念なことにウチにはお相手が居ません.

面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.
にほんブログ村 花ブログ サボテンへ

夏の銀姫

 梅雨のはじめの時期にこの銀姫が咲き咲き始めたことを記事にしました。猛暑が続く中モリモリ咲いています.6月の時に比べて,なんだか太ったようにも見えますし,花の位置もだいぶ成長点に近くなってきました.
銀姫7月②2021
 湧き出すように咲く様には何か強いエネルギーを感じます.
銀姫7月2021
 故郷バハカリフォルニアでも開花期は夏だそうです.州都メヒカリの気温を見ると6月から8月は,平均日最高気温は40から42℃,平均日最低気温は20から25℃とありますので,日本の夏はへっちゃらです.ただ月間降雨日数は平均1日程度なので,夏の水やりは要注意です.一方降雨が多くなるのは冬でこの時の気温は,讃岐冬場の無加温ハウスと大差ありません.この時期に極端に乾かすと成長に支障が出るかもですね.

面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.
にほんブログ村 花ブログ サボテンへ

テレサエの優しい花と着果

 この株はもうずいぶん前からウチにいます.これまでも何度も素晴らしい群花を披露してくれました.でも正直言うと,この柔らかいマミラリアがいつ崩壊するのかヒアヒアものなのです.ですからなんとか種子を採って自分では種し,手懐けたいと思っていました.今年はようやく開花が合い交配できました.
 このデリケートな花弁は,最初に開いた日が一番美しく,それ故にベストショットを撮り損ねる年もあります.おおっと思うようなシーンを写真に収められるのは何年かに一度です.
テレサエ2021
 交配して1ヶ月半が経ち,着果した様子が確認できました.完全に潜ってますね.このテレサエの種子がCryptocarpyであることは以前に一度述べました.その記事で掘り出したと書いた種子は,蒔いてから3年経ってますが,まだは種床に居ます,いや正確にはいるはずです.要はうんともすんとも言わないってことです.
テレサエの実2021
 さて,彼らを掘り出すのはいつにすべきか,悩ましいところです.

面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.
にほんブログ村 花ブログ サボテンへ

いよいよ夏サボ

 梅雨明け10日という言葉がありますが,今年は安定した夏空が続きました.雨を待ち焦がれて,人も庭木もヘロヘロなのですが,俄然元気になる夏サボが居ます.象牙たちです.今年も綺麗な花を咲かせ始めました.
夏サボ象牙①2021
 彼らは一旦アクセルをふかすと急には止まれないようで,晩秋まで開花は続きます.
夏サボ象牙②2021
 昨年交配したものは春に果実が現れ,取り蒔きで良く発芽します.実生の時期にすでに普通の象牙と単刺象牙の顔つきが違うのが面白いですね.
象牙の実生2021
象牙短刺実生2021
 でも彼らが開花するまでは結構時間がかかります.気長に見てやらないとね.

面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.
にほんブログ村 花ブログ サボテンへ

プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR