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眠り獅子の清楚な花

 眠り獅子が今年何度目かの花を咲かせています.実は10年近く前に眠獅子を持っていました.年々大きくなっていたのに数年前に拗らせてしまい,回復しないので廃棄しました.この株は小さなものを最近手にしたものです.
 だいたい梅雨時期に咲くので,スッキリ開かず見過ごすこともあります.とても清楚な花ですよね.
眠り獅子2021
眠り獅子②2021
 この眠り獅子にはThelocactus phymatotheleという学名が使われていますが,獅子頭(T. lophothele),鶴巣丸(T. nidulans)などとともにT. rinconensisのシノニムとされます.ちょっと寂しいなという気もします.この眠り獅子は,T. rinconensisの仲間達に比べて、総じて扁平なガタイを持ちその粉を吹いたような肌と短くカールする刺が特徴とされます.全体としてなんとなくユーモラスは雰囲気で,眠り獅子という和名がぴったりです.この雰囲気が好きだという人が結構居て,ボクもその一人です.

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河内丸仲間の慶雲丸

 慶雲丸の爽やかな黄色い花がハウスを明るくしています.今年は春に移植してから順調に膨れて花をあげてきました.慶雲丸は,Parodia (Notocactus) apricusつまり河内丸と同一種とされます.一応 P. apricus 'nigirispinus'という園芸品種名のようなものを学名に添えている場合がありますが,その境目は微妙です.河内丸より刺が短くより黒いってぐらいの違いです.また以前に黒河内丸という名で売られている個体を紹介しましたが,もし刺が黒いならこれと慶雲丸の差はどうなの?ってことになります.幸か不幸か旧ノトカクタス属の植物の多くは自家受粉して種子を結ぶので,互いに交配されることなく一定の形質が守られます.その意味では,P. apricusという基幹種にいくつかの園芸品種があるという理解はそれでも良いかも知れません.
慶雲丸①2021
慶雲丸②2021
 ウチでも一度この株から種子を採り蒔いた小苗たちがいますが,皆親と同じ顔.まあそれは当たり前なのですが,自家受粉を続けて来た彼らはどのように種分化したのか,不思議な気もします.
景雲実生2021

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ホリダは元気 

 ウチにはユーフォルビアはほんのちょっとしかいません.ホリダEuphorbia horridaのことは子供の頃から知っていました.何処か有星類に似ており,なかなか素敵な風貌です.でもなぜかユーフォルビアに全く興味が湧かなかったボクは,子供の頃に彼らを手にすることはありませんでした.歳をとったからでしょうか,まあ一つ手元で眺めてみようかと,昨年このホリダを手にしました.寒さに強い種だけあって,年明け早くから動き出しました.
ホリダ3月2021
 4月になると盛んに成長しています.
ホリダ4月2021
 植え替えてやるとさらに元気になってきました.
ホリダ6月2021
 ずぼらなボクは,丈夫な種だと思うとついぞんざいに扱ってしまいがちなので,気を付けます.

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アロハドアのカワイイ花

 この株を手にしたのは2年前の今頃,山城愛仙園さんでした.今年は異様に梅雨入りが早く,人もサボテンも調子が狂いそうです.例年より少し早めの開花です.蕾がのぞく様子がかわいいですよね.
アロハドア蕾2021
 一定成長しては止まった花を着け,その後また成長を再開する独特の成長パターンは,オプンチアの茎節に通ずるものがあります.昨年は茎の伸びが今ひとつでしたので,この春は少し大きめの鉢に植えてやりました.花後の大いなる成長に期待です.
アロハドア全体2021
 蕾が伸びて先端が少し開くのですが,そのタイミングは実に微妙です.どれが新しい花でこれから開くのか見分けがつきません.
アロハドア開花2021
 開くのかなと待っていると古い花から無残に変色してきます.
アロハドア花終わり2021
 受精するとどのような実を着けるのか見てみたいのですが,残念ながらウチにはお相手は居ません.

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ピンク花コッキネウスの結実

 これはEchinocereus coccineusのピンク花個体でしょうか.本当にコッキネウス種なのかは自信がありません.それは兎も角,今回の話題は結実なのです.昨年花後に子房が膨らんできたのですが,自分で交配した記憶はありません.何か虫が交配したのかなと思っていました.
 そして今年も優しい花が咲き,うーんなかなか清楚でよろしいなと思っていました.
コッキネウス2021
 しばらくするとやはり昨年同様、子房が発達してきました.普通エビサボは結実していない場合は1週間ほどでポロリと花ガラが取れます. 
コッキネウスピンク花の実2021
 うーんこれはどうしたことでしょうか.エビサボの自家受粉ってのはあったっけ?と首を傾げています.しばらくして,エビサボらしくなんだか不味そうな果実ができました.
コッキネウス不味そうな実2021
 昨年取れた種子はこの春蒔いてみて,少しだけ実生ができています.一応正常種子が採れていたようです.その様子を見ると親そっくりとはいえ,若干刺色に個体差が.うーんこれはアポミクシスではないのかもしれないなと首を傾げています.
コッキネウス実生2021

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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