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群生ではなかった金星

 ドリコテレの金星(Dolichothele longimamma)は,子供の時から知っていました.大きなイボが何やら大味な感じのするサボテンだなぁという印象でした.
 数年前,金星群生と名札の立った小さな株を手にしました.ボクの記憶ではずいぶん大きくなるまで単幹のサボテンだと思っていたので,面白いかなと期待していたのです.随分と太ってきたのでこの春に植え替えようと堀上がり根を整理してみると,まるでパズルがスルリと解けるように太い根がきれいにほぐれ,なんと7株の個体になりました.ふーんそうだったのか.これはおそらくプラグ育苗で,数個の種子が一つの穴に蒔かれそのまま鉢上げされたものなんだろう.それを群生と名うって販売しちゃうのはどうかなぁ.まあこの金星君には罪はなく,しっかりした大根のような根をつけた健康そうな株になっているので良しとしますか.
金星2021
 ドリコテレの黄色はとても澄んだ黄色です.ハウスをパッと明るくしますね.

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マミの美花ウィルコキシーの繁殖

 このウィルコキシーというマミラリア( M. wrightii ssp wilcoxii)の花は,何回見ても美しいなあと感心してしまいます.故郷は,ソノラ砂漠で厳しい環境に育つ種のようで,ちょっと気難しいところがあります.根がボロボロになってになって,縮んでしまうこともあるのですが,生命力は強く,根部を思い切って切り去り挿しておくと発根、復活します.
ウィルコキシ開花2021
 飼い慣らすには種子を蒔くことという園芸の鉄則を実践すべく,実生を作って見ています.その様子を観察していると,驚くことに刺色が異なるものが出ています.親は共にハッキリとした飴色のカギ刺を持っています.うーんこれは苗が小さい時にだけ目立つことなのか?
ウィルコキシー実生刺色2021
 下の写真はしばらくしてからの様子です.どうやら側刺の色に濃淡がある様ですが,見た目の差は小さくなりました.
ウィルコキシ実生その後2021
 今後どうなるのか,継続して観察はしてみます.何か特筆すべきことがあったらまた報告します.

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小さなドリコテレ

 銀鯱(Dolichothele surculosa)は,ドリコテレらしく地下に大きな肥大根を持ちます.随分前からウチに居るのですが,ガタイはいつまで経っても小さなまま.一方その肥大根の方は地上部より大きくなってしまっており,君はどっちが主体やねん?って感じになっています.
銀鯱の根2021
 いつもはポツンとしか咲かないのに3つ咲いてきたので,久々に取り上げてもらえました.
銀鯱の花2021
 なぜ銀鯱という名前になったのでしょうね.金鯱に対抗するにはあまりにもカテゴリーの違いすぎるサボテンです.ちなみに羽衣の舞という素敵な名前ももらっているようですが,同属には羽衣という名の別種がおり,普及しなかったようです.

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シャコバ接ぎをやってみた

 昨年来,多くの方がネット上でシャコバを台木とした接木をアップされていました.ミーハーなボクは,自分でもやってみたいなと,冬場にシャコバサボテンの鉢花を買い求めました.ゆるく加温した温室に置かれていたので,3月にはすでに新芽が動き始めていました.10枚ばかりもぎ取り,実生していたものから発芽の遅れていた極小さい個体を選んで10種の色々なサボテンを接いで見ました.しばらく暖かい所に置いて経過観察.なんとか活着しているようです.
シャコバ接①2021
 これに気を良くして,次は大切な太平丸の育種系統の実生を使ってみました.シャコバの薄い茎節に乗せるには太平の実生は大ぶりです.でもシャコバの切り口はかなり粘っていて,意外と簡単にくっ付きました. 全体として気温が足らずちょっと発根が遅れたようでしたが,その後園芸培養土に移植すると気温の上昇とともにしっかり成長を始めました.この変わった姿の接ぎ木苗の成長を観察するのは楽しいものです.
シャコバ接ぎ②2021
 キリンのように爆発的成長は望めないかもしれませんが,趣味の園芸の楽しみにこんな接ぎ木をしてみるのも悪くないかもしれません.それにしても,昔はどうしてこんな試みをしなかったのでしょうか?実生接ぎ木といえばもっぱら三角柱接でした.それともボクが子供だったから知らなかっただけかな.

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外で咲く花サボプシス達

 バットに植えっぱなしだったプシスに思いの外綺麗な花が咲き,これをケアしてプランター植えにしたのは昨年9月のことでした。引越しを機に,プランター植えの花サボプシスを作業小屋の壁に並べて見ました.強い雨が来ると濡れますが,普通だと水遣りをしないと乾いてまうような場所です.
 4月も半ばになり,水に反応してグッと膨れて花芽が上がってきました.開花の第1陣は4月末でした.
外プシス①2021
 第2陣は5月中旬となりました.
外プシス⑦2021
 さらに開花は続きそうです.個別に見るとなかなか美しい色合いもありますが,全く改良の進んでいない花ですね.
外プシス⑨2021
外プシス⑧2021
外プシス⑥2021
外プシス⑤2021
外プシス④2021
外プシス②2021
外プシス⑩2021
外プシス112021

 随分前のことですが,ときどき通る道端の畑に何やらモリモリとピンクの花が咲いているのが目に入りました.何だろう?と車を止めて見ると一塊のプシスなのです.へー素敵なもんだな,その時いつか自分もやって見たいなと見たいなと思いました.今はプランター3つですが,徐々に台木用プシスのあまりなども増えてくるので,ゆくゆくは畑の一角に植えてみようかと思っています.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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