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緑化する紅葉ヘキラン

 4月の時点で綺麗に紅葉していたヘキランですが,暑くなり今はすっかり緑化しています.一年の内で季節によって赤くなったり、緑に戻ったりするので,紅葉ランポーと呼ばれています.季節により葉緑体が消えたり(少なくなったり),出現したり(増えたり),実に興味深い現象です.
紅葉春2019
紅葉夏2019
 また株が小さい時にこの紅葉という性質を示しても,大きくなると全然示さなくなるものもあります.そうした株も,交配すると後代では実生の初期にしっかりとした紅葉を示します.写真の株も昔小さい時はこんなだった訳で,大きくなった時の様子は,幼苗では予測がつきません.ですから数センチ程度の綺麗な紅葉ランポーを高いお金を出して買うのはちょっとした賭けでもあります.

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爽やかで綺麗な小さなマミの花

 遅かった梅雨明けでしたが,ようやく空けた様ですね.カワイイマミラリアが咲いて来ました.実はこのサボテンは,舞衣という名前で売られていました.舞衣M. wrightiiは,分類的に見るとマミラリアの美花種ウィルコキシーの元に種にあたるものです.佐藤さんの図鑑でも舞衣の学名はM. wrightiiとなっています.でもどうやらこのサボテンは,M. mainiaeのようです.マイニアエ,対応する和名はありません.でも古く記載されたサボテンで,学名から舞衣(まいごろも)と付けられても違和感がありません.どこかで混乱が生じたのではないか?と懸念されます.このM. mainiaeは,自生地もM. wrightii var. wilcoxiiと同じで,しばしば誤認されるとある外国のサイトに書かれています.この写真のサボテンは、ウィルコキシーとは開花期も全く異なり,同じ種の変種とは思えません.うーん,困ったことだね.記録の意味を込めて,紹介しておきます.まずは花の前の全体像,
マイニアエの蕾
花の拡大,
マイニアエの花2019
梅雨の終わり,お日様が出ず十分咲ききらない花,
マイニアエ2019
梅雨が明けて,暑いハウスでしっかりと花が開きました.
マイニアエ②201
 文句なく美しい花です.また暇を見てちゃんと調べて見ます.

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今年の太平しんがり

 梅雨明けが例年より2週間ばかり遅れたのですが,暑い夏がやって来て,ついに太平たちも花が終わります.この後一月もすると一斉に移植にとりかかります.太平たちは,盆が過ぎてわずかな気温の低下する時期が移植の適期のような気がするのです.少なくとも春移植よりはずっと成績が良いのです.
 これは太平丸としてはよくあるタイプです.10cmを超えてこないと真価がわからない太平達,これは実生株なので今後どうなってゆくのかはわかりません.数年先までじっと我慢.ただ早くから,つまり小さい時から大人顔のものはダメだなと思っています.
今年の太平しんがり2019
 昨年の種子を使った種まきも終了しました.最後に蒔いたものは,丁度今刺を出し始めた段階です.これぐらいの時の太平達の実生はなんとなくユーモラスでカワイイですね.
太平実生2019

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渋い群鳳玉に華麗な花

 瑞鳳玉Astrophytum capricorne には様々な種内変異が存在し,いろいろな名前で呼ばれていました.ウチにもいくつか居ますが,ボクは群鳳玉が最も渋くて良いなと思っています.
群鳳渋い2019
 いずれも小さな苗を手に入れて育ててきました.4年前の姿を見るとあれ,こんなに小さかったのか?と思う程です.
 昨今この仲間の中では,白瑞鳳玉か大鳳玉ぐらいしか売れないらしく,せっかくある多様性が生かされて居ません.かつて群鳳玉は,A. senileという学名で区別されていました.Senile,つまり老人と称されていたわけです.なるほどと思わせる良い名前です.うねる黒刺は素晴らしく,瑞鳳系特有の華麗な花が良く映えます.
群鳳玉2019
 素敵なアストロなんだけど,群鳳玉を育種している人なんか居ないよねーきっと.

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黒王の変化

 黒い王様を眺めるたびに,変化ないなーと思ってしまいます.ゆっくりさんなことはわかってますし,じっくりと育てるんだと自ら言い聞かせてます.それでも手に入れた直後ほぼ同じ角度の6年前の姿と見比べると確かに大きくなってます.さらに2年前の様子と比べると,じんわりと大きくなっているのが分かります.コヤツは時間がかかりますね.
黒王接木苗2019
 2年前の記事に写っていたプシス接の株もそれなりに大きくなり,それなりの顔になってきています.随分前に上の写真の株の小さな分枝をプシスに接いだものです.乞われていくつかは他家へ嫁入りし,今は少しだけ残ってます.こいつらの顔を見ているとプシス接ぎが悪くないことを実感します.柱類に接いで別物のような風貌になっている黒王を見るとなんだか可哀想です.
黒王プシス接ぎ2019

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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