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緻密な花座

 このメロカクタスはHU537.ブラジルのバイーア州ウランディが故郷のようです.海岸から300kmほど入った所ですが,高い山ではありません.対応する学名は,M. paucispinusとする情報もありますが,FNのサイトではM. spとしてあります.比較的寒さにも適応力があるようで,今年の寒い冬で調子の悪くなったメロが多い中で,元気にしています.
 5年前にもうすぐ花座かなと記事に書いた時はまだサイズ的にも一回り以上小さかったようです.その後花座が出て、その後も順調に成長しています.花座も緻密で良い感じです.
パウきスピヌム2018
 花はご覧の通り小さめ,こうした小さな花を咲かせるメロカクタスは、緻密な花座を作るようです.
パウキスピヌムの花2018

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今年の接ぎ木

 6月ごろから時間を見つけては,日に2本から4本接木をして来ました.そろそろ袖に接ぐ適期が過ぎようとしています.ほとんどが太平丸系でわずかに30本余り接いだだけにとどまりましたが,今期はこれぐらいにしようかと思っています.来年は台木も沢山用意できそうですし,穂木候補も既に播種したもの,この秋播種するものも含めて結構あるので,たくさん接木ができればと思っています.今度は時間が制限要因になるかもしれませんけど.
 以前にも紹介したように,ボクの接木は全て伸縮性包帯を使います.簡単,確実なのが気に入っています.
接木2018
 始めの頃に接いだものは,すでに盛んに成長を始めており,この後地植えして来年もしくは再来年の夏に降ろしてやることになります.
成長開始2018

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翠冠玉の仔に花

 夏サボのロフォフォラは,たっぷりの水をもらって至極ご機嫌です.咲いては休み,休んでは咲くを繰り返しています.特に交配する気はないので,咲っぱなしです.ちょっと前まで翠冠玉多毛系は高値でしたが,育成がひと段落したのか,欲しい人に行き渡ったのか,相当際だっていない限り値段が出なくなっています.だんだん目が慣れてくるとどれもこれも平凡に見えて来て,交配する意欲が湧かないのです.
翠冠玉の花2018
 ガタイが大きくなってグルリに仔を吹き始めた株があるのですが,この一つに花をつけていました.ある程度のサイズにならないと花をつけないのが普通ですが,分枝の場合は母樹の花成刺激が伝わっているのでしょうか,小さくても花を着けることがしばしば有ります.
翠冠玉仔吹きに花2018

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悲しい子吹き

 昨年,ちょっとした気の迷いからこの大竜冠を,金鯱の若苗と一緒に,春に植え替えました.すると途端に動くのを止めてしまい,今年はトゲも出ません.そうこうしている間に頂部の腋芽に花芽らしきものが出現し,たいそう喜んでいました.ところがその脇の腋芽に何やら赤いトゲが見え始め,おやっ何だろう?と思って見ているとどうやら仔を吹いているのです.なんだこりゃと思って鉢を持ち上げて見ると,ご覧のように3箇所から仔を吹いていることがわかりました.そうなんです.単に成長が止まっていたのではなく、成長点が潰れていたのです.大竜冠の機嫌の損ね方は半端ではありません.接木であろうが,正木であろうが,何が気に入らないのか分からないうちに拗れることがままあるようです.
大竜冠仔吹き①2018
大竜冠仔吹き②2018
 仔を伸ばすためには元のトゲをへし折ってやらなければならないでしょうか.じっと動かずそのまま昇天することがなかっただけマシと思うしかありません。同時にこれは何とか手なづけて見たいと闘志も湧くのでした.

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複隆形質はどう伝わるの?

 ボクが子供の頃には,こうした複隆という形態のランポー達はありませんでした.以前にも書きましたが,グジャグジャになった複隆は,ただの異形で好きにはなりません.こうした物は選抜して得られたものだから恐らく相当血が濃い,すなわち近親交配になっているのではないかと思いました.
複隆ヘキランの花2018
 そこで複隆ヘキランとまん丸で大型になるヘキランを交配して,その実生の数個を実生接ぎしてどうなるか見て見ました.もう6,7cmになりますが,顕著な特徴のないただのヘキランです.亀甲なども最初はただのヘキランと変わりが無いので,複隆もまたそうなのかな,と.でも3,4cmでもう特徴の出た実生苗が流通しているところを見ると,早くから特徴が出ても良さそうです.
複隆x大型①2018
複隆x大型②2018
 複隆が劣性の遺伝子であれば,このF1同士の交配から大型で複隆の物が出て来るはずです.つまり組換え交差が起きて良いとこ取りの優良個体が生まれる可能性はあります.そう念じつつ種子を取ることにしました.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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