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秋の訪れ

 熱帯夜の続いたここ讃岐平野も漸く気温が下がって来ました.この夏のハウスの熱帯夜が始まったの7月11日,それ以来最低気温が25℃を下回った日は数えるほどしかありません.漸くこの3日間,連続して最低気温が25℃を下回りました.この気温にいつも最も敏感に反応するのが,キノコです.なんという種類なのか知りませんが,毎年生えて来ます.これが出ればもう秋,潅水を増やして行きます.
秋の訪れ
 ただ秋は急速に日射量が落ちて行きますが,気温の低下はゆっくりです.秋分の日と春分の日は太陽高度は同じですが,気温は全然違います.人の感覚はいつまでも暑いなーですが,太陽エネルギーは急速に低下していることを勘案する必要があります.これだけは頭で分かっちゃいるけど,感覚がついて来ないのです.

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どうしてこうなる?特大苗

 実生苗を移植すると,しばしばこんな様子を目にします.まるで別の種の様ですが,そうではありません.コイツを拾いだしてみても,その後確かに早く大きくなって行くものの,特別大株になる訳でもありません.
 玉サボテンがほぼ球形だとしてそれを構成する1つ1つの柔細胞が水を含んで肥大した際の最大の大きさがほぼ決まっているとしたら,体積はそのガタイの細胞数で決まります.体積は半径の3乗に比例して増大しますから,細胞の数が一定数で増えて行けば体積は急速に増大することに何の不思議もありません.ただどうして隣の株は急速な細胞数の増加が得られなかったのか?ってことです.大きな株を引っこ抜くと根も良く発達しています.たぶんキーポイントは根の初期発達の僅かな違い,それがその後の成長に大きな差となって現れるのではないかと思います.
飛び苗

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ロフォフォラ栽培の水環境

 ボクはロフォフォラとの相性が良くないとずっと思っていました.なぜか上手く育たないのです.これまで見学したいくつものサボテン屋さんのハウスで,底面潅水を見て来ました.うーん水なのかなーと思い,今年から底面潅水をしてみました.最初は恐る恐る,何しろ鉢底がしばらく水に浸かるなんて,昔のサボテン栽培の感覚では有り得ないのです.もちろんサイフォンの原理でたまった水は下に落ちるようにバットから外へ不織布を垂らしました.
 それから3ヶ月,今までぺしゃんこだったロフォフォラが皆ふっくらとし,旺盛な成長をしています.水を辛くしないと白肌にならないと思い込んでいましたが,それは間違いでした.ご覧のように頭から潅水しないウバ玉はみごとな白肌になりました.
ロフォフォラの水
 地下部に大きなイモのような根のあるロフォフォラです,水は好きと聞いていましたが,水に漬けるのはぜったい危険だと思い込んでいました.でも高温期は水が大好きなサボテンでした.ふーんなるほどねー,先入観を持つのはいけないなと改めて思いました.

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選抜眼が生んだ雪稜ヘキラン

 ヘキランというサボテンは,そもそもその昔輸入されたたくさんのランポーの中らから,白点のごく少ないランポー玉があり,そこから完全に白点の出来ない系統が選抜されたものと思われます.実際,ヘキランと普通のランポーを交配すると白点のまばらな中間型が出来ます.この雪稜ヘキランと呼ばれる系統は,稜の上だけに白点が形成されるものを注意深く選抜したものです.稜線以外にも中途半端に白点が出来るものは多数流通しています.偶然,たいへん綺麗な雪稜ヘキランに出会い,アレオレの間隔も広いのでこれは大きな株になりそうだと踏んで,買い求めました.
雪稜ヘキラン2017
 ウチには,もう一株雪稜ヘキランがおり,交配して自分でも選抜してみたくなりました.般若と交配したグロテスク系ヘキランがありますが,はっきり言ってボクは嫌いです.自らの審美眼を信じて,と言うか多少過信して,楽しむのが趣味の醍醐味です.

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ついにサボテンの文字が消えた「趣味の園芸」

 NHK趣味の園芸は,わが国の園芸雑誌の中で最も売れているものの一つです.何しろテレビの園芸プログラムでは,破格の長寿番組.その影響力は絶大です.9月は多肉植物特集だというので早速買い求めてみました.中味を読んでみましたが,なかなか充実した内容です.スマホで動画情報が見れるのも素晴らしいです.百聞は一見にしかずですからね.
 3年前の特集ではサボテンが重点的に取り上げられました.昨年の特集では,表紙にサボテンの文字はあるものの中味にサボテンは殆どありませんでした.そしてこの特集では,ご覧の通りついに表紙からサボテンの文字が消えました.中味としては花サボテンが取り上げられていますが,多肉植物の1ジャンルとしてです.
趣味の園芸2017特集
 NHK趣味の園芸のターゲットは,ビギナーからコアな趣味家までと広く,番組の構成はわが国の趣味の世界の現状を良く反映しています.サボテンがなにか隅っこなのが寂しい気もするのですが,多肉植物として認識される植物のレンジが広がっていると理解するのが正しいのかもしれません.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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