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銀冠玉バブル

 ウチには何株かロフォフォラたちが居ます.サボテン趣味を再開した時,まず目についたのはディフューサでした.すばらし多毛系が生み出されていて,よほどの良系でなければ値段もそこそこ落ち着いたものでした.また昔から馴染みの烏羽玉は,渋い雰囲気そのままに,大玉,白肌など特徴ある形態が選抜されていました.そして銀冠玉,確かに白肌は綺麗だし,多毛系は素敵だなと思います.気温が上がることから咲いてくるピンクの花は,ごらんのように優しい雰囲気です.
 でもウチにはごく平凡な銀冠が一株居るだけです.それは,今どうしてこんなに銀冠は高価なの?って納得がいかないからです.ものの値段は需要と供給で決まること位は承知しています.欲しい者がいると、それをあおるシステムを働かせ,値が上がるとさらに注目度が上がり,値が上がることが期待できる.値段の高いものが即座に「素晴らしい」ものとは限らないことぐらい,落ち着いて考えればすぐにわかること.銀冠玉がそのうち供給過剰になって,普通のサボテンに戻るのを待つことにしましょう.

銀冠2016


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地味中の地味の綾鼓

 渋系ギムノはどこまでも渋いなあ,と感心するくらい渋いさぼちゃんです.人の性の深さをテーマにした能楽の題を名前にいただくだけのことはあるなと思いつつ、この平べったいギムノがいつしか鳴らない綾の鼓に見えてくるのです.
 わが家にやって来た時はひどく赤ら顔で,もう見るから拗れそうな様子でした.昨年当たりから何とか持ち直して,今年は新しい刺も出して花もつけました.谷山さんのご本によれば,G. marsoneriに当たる植物はすべてが,この写真のような綾鼓タイプでもないようです.この種は,ギムノ全体からみると波晃竜の系統らしいのですが,花を着けるアレオレの位置は頂点に近いところで,波晃竜らしさはありません.

綾鼓2016


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いつ見ても吸い込まれるような花です

 これは初夏の楽しみです.毎年旧クラインジアのqeulzowianaの仲間、薫晃殿たちが咲いて来るのをワクワクしながら待っています.目にも鮮やかな輝くような花は,本当に吸い込まれそうなクオリアを放っています.ときどきアゲハ蝶もやって来ますので,昆虫達にも魅力的な花のようです.
 うちには何株かこの仲間が居るのですが,写真に示した中刺なし株がお気に入り.モフモフを触るのが大好きです.これはぜひもっと普及させたいさぼちゃんです.実は昨年種子を採って実生してみたのですが,発芽はしたものの,あっという間に溶けてしまいました.再挑戦と思っていましたが,今年は中刺なし株の開花期が揃いませんでした,残念また来年か.

薫晃殿2016


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美しい夢袖と花粉の生殖能力

 夢袖が咲きました.しかし,ひどい雨の夜で,夜中にハウスにでかけるのが億劫になり,やや閉じかけの朝の写真となりました.以前に紹介した素晴らしい柱花サボである花袖は,袖ヶ浦実生集団から出たものとされますが,正確な由来が不明です.ランポーさんは,この再現を試み,三稜柱を除雄して赤花プシスの花粉をかけて作り出されたのが,この夢袖です.この経緯はカクタスガイド28巻5号に詳しく書かれています.花袖はプシスの花粉をかけると袖ヶ浦と同じように結実し実生がとれます.その二代目花袖も元の花袖と同じ花を着ける ことを以前に記事にしました.それではと,花袖,夢袖の花粉を用いると袖ヶ浦が着果するのか試してみました所,早々に落花してしまいました.三稜柱でも夜咲きプシス類の花粉でも袖ヶ浦は着果しますから大丈夫なのかと思いきや,不思議なものですね.

夢袖2016


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大きくなったカタマルセンセ

 地味なギムノだなと思いつつ手にしたギムノでした.5年前の姿はほんの小苗でした.あれから南米もの特有の焼けにやられたり,いろいろありましたが,さすがに5年も経つと知らぬ間に大きく立派になりました.ギムノらしい白花,これ以上のコメントのしようがないと言ったところです.P72aというFNからアルゼンチン北部が故郷.ここからは丁度地球の裏側です.そんな所に生えていた植物の子孫がこうしてここで元気にしていると言うのは,人の成せる技とはいえ,不思議なことでもあります.

カタマルケンセ2016


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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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