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いろいろの青磁たち

 花牡丹の中で,独特の青白肌を呈するもの達を青磁牡丹と呼んでいます.その境目はやや曖昧で,青白肌の程度は色々.1枚目はオーソドックスな青磁牡丹,当然のように大疣化が追求され,2枚目のような大疣系統が出て来ています.これはまだ並の大疣で,もっとすごいものが出現していますが当然高価です.3枚目は変り疣と呼ばれる系統で,アレオレの様子が色々変わっているものが作られています.写真の株はそれほど変わっている訳ではありません.
 ボクの好みから言えば,日本刀の刃文のような綺麗な白筋模様がくっきりある青磁牡丹が良いなーと思いますが,なかなか見当たりません.

オーソな青磁
大疣青磁
変疣青磁2015


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ボタン類の花に後ろ髪引かれつつ

 今日からの1週間は連続して3つ出張が入り,ハウスを覗くことができません.まだ牡丹の花盛りの季節なのにもったいないなーと思いつつ,出張のついでに今まで行ったことのないサボテン屋さんに寄ろうかなと密かに計画もしています.そんな訳でブログの更新もちょっと休憩です.
 写真はさぼちゃん趣味を再開して間もなくの2011年春頃,西武の屋上で小苗を手にしたものです.あれから二回りほど大きくなり,すっかり亀甲牡丹らしくなりました.こうして時間の経過をサボテン君たちの生長で確認するのは,とても楽しいことです.

古参亀甲2015


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牡丹類の生長と葉の形

 牡丹類の若苗をみていると,最初はいずれの種も細長い葉を伸ばすのですが,徐々に葉は短く横に広がり,葉序も変わっていくように見えます.この株でも枯れかけの外側の古い疣は縦長ですが,だんだん花牡丹らしい疣になって来ています.このことは牡丹類の祖先は,疣が長いものだったことを示しているのでしょうか.経験豊富な先達によれば,早いうちから短い葉を出して大人の顔になるのは見込みがないそうです.ゆったりと縦長の疣を出すものが,後々大きな疣を出すとのこと.でも若苗の時に選抜したはずなのに,大きくなって見ると期待はずれってこともあるそうで,経験値を上げるのは容易ではなさそうです.

牡丹の生長


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ゴジラの接ぎ降ろし

 龍神接ぎの苗を求めて2年余,15cm近くなったので外してやることにしました.昨年の花どきは,まだ台木に乗っかってこんな風でした(1枚目の写真).今までゴジラくんは皆,短い台木を付けて降ろして来ました.今回は,2枚目の写真のように思い切って台木をえぐってみました.芯はなかなか堅くて取り除けませんでしたが,龍神木の肉はすべて取りました.切り離して1週間,切り口がある程度乾いたところで挿し床へ.気温がだんだん下がる時期で,発根は遅れていますが,切り口のカルスから多少とも吸水出来ているようで顔色が改善.10月も半ばになって花を咲かせてきました.そんなに頑張らなくても良いのにと思ってしまいます.来年はぐっと生長してくれることを期待してます.

昨年の今頃
ゴジ1W後
ゴジラ接ぎ降花


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牡丹類の花の観賞期間

 牡丹の季節,いろいろなタイプの花が咲くのですが,咲いてから萎むまでの時間がずいぶんと違うことに気が付きます.サボテンの花の萎れは,どうやら内生のエチレン生産らしいことは以前に記事にしました.写真の牡丹は,シワ玉牡丹×桜牡丹という交配種で,独特の雰囲気を持っています.この株は他よりずいぶん花持ちが良いのです.1枚目は開花始め,そして2日目,最後が5日目です.6日目に始めの1花が萎れました.この株の花は,エチレンの生産がゆっくりであると推察されます.多くの草花の花では,受粉するとエチレンを生産し,間もなく花がしおれます.牡丹でも人工的に授粉させて観察すると翌日には萎れるものと結構大丈夫なものがあり,ここにも変異が認められます.‘花持ちが良い’という形質の選抜など,サボテンでは聞いたことがありませんが,やってみる価値ありだと思いました.

花の変化1
花の変化2
花の変化3


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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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