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烏羽玉の花

 あまりロフォフォラには興味はありませんでしたが,春にメキシコでみたロフォフォラがあまりにも野趣溢れる姿だったので,少し印象が変わりました.今巷にあふれている多毛を追求したディフーサなどより,素朴な烏羽玉が良く見えます.それにしても国内栽培品では50~60cmになるような群生株を見ないのはどうしてでしょうか.たいてい主頭が大きくて回りに仔の付く形,せいぜい20cmの群生株ですが,メキシコの野生ではこのようなものはありませんでした.群生するマミラリアなどもそうですが,仔吹きが進むとあたかも主頭が縮むかのようにだんだん回りの分枝の頭と同じサイズになっていきます.写真のような株も何十年も経つと大群生株になるのでしょうか.

ウバ玉2014


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NHK趣味の園芸にサボテンが

 NHK趣味の園芸は日本でもっとも売れている園芸の雑誌らしいです.でもボクはテレビでこの番組を見ることも,この雑誌を買うこともまずありません.しかし,ふと書店の棚で見かけた表紙に「サボテンの世界」の文字を見てしまうと買わない訳にはいきません.サボテンの記事は二部構成でした.なんと鶴仙園の三代目が後段の「プロの技で---」を書いています.流石プロ,ここはなかなかしっかりと書かれているなと感心しました.昭和40年頃にあったサボテンの大ブームから半世紀,様々な「常識」が「非常識」になりました.平易なサボテン栽培の指南書がぜひ必要ですね.

趣味の園芸2014


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新しい金鯱

 キンシャチの新しい自生地が見つかったことは,2年前のカクタスガイドで知りました.ヘーそうなんだといたく感心しました.その後ダムに沈みかけた金鯱が保護されたことで有名なシマパンの金鯱を頂きました.これはごく普通の金鯱でした.そしてようやくラスタプラスの金鯱を目にすることが出来ました.まだ本当に小苗ですが,何となくトゲが長く華奢な印象ですよね.これからどのように変貌していくのか楽しみに観察します.金鯱というもっともありふれた刺ものサボちゃんですが,こうして生まれ故郷のはっきりしたものを並べてみることが出来るのも,昔サボテン少年だった頃にはあり得なかったことで,つくづく幸せなことだと思いました.

ラスタプラス


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複稜ヘキランは美しいのか?

 以前にランポーの園芸種について書きました.同じような複稜を形成するランポーもどきがたくさん作られています.複雑な複稜を形成するのは,ほとんどが般若との交配である磐石由来の形質とのことです.これらは美しいでしょうか?ボクは「美しい」にはヒトの心をくすぐるそれなりの理由があるはずだと思っています.もちろん理由はひとつではなく,複合的に心に作用するはずです.なぜ昔から珍品・奇品を尊ぶ人がある程度存在するのか?珍しいモノが欲しいというヒトの心と美しいと感じるヒトの心はどのような関係にあるのでしょうか。いずれにせよそこには常人には理解出来ない「狂人」の世界が広がっているようです.

複稜ヘキラン


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気温と花の色

 長い期間に渡って次々と花を咲かせるサボちゃんがいます.春先のこと内張りを外した直後,兜やランポーの花がみな一斉に赤みを帯びました.アストロの花は,ふつう萎みかけの時にやや赤みが増します.でもこれは咲き始めのことです.数日後写真に映っている横の蕾は,ごく普通の黄色花を咲かせました.2枚目は今週の紫野です.健気にも何度も群花を咲かせましたが,春先と比べてずいぶんと印象の異なる花になりました.これらのことは,恐らく気温が関係していると思います.多くの植物ではアントシアニンが主要な花色素で,これは高温で発現しにくくなる傾向にあります.サボちゃんなど中心子目の多くはベタレインが主要花色素,これが温度で変化する実態は余り知られていません.でも黄色のベタキサンチンは余りボケませんが,赤のベタシアニンは変化するというのは面白いことだと思います.
赤みが増した兜
紫野2


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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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