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春日井市のサボテン

 春日井市がサボテン実生苗の生産中心だってことはずいぶん昔から知っていました.ぜひ訪ねて話しを聞きたいと思っていました.園芸仕事の伝手から生産者の方をご紹介いただき,念願かなっての訪問です.趣味のサボテンとはちょっと違う,生業としてのサボテンの苗生産.種取り,実生の様子,プラグトレーを使った育苗などなど興味深いお話をたっぷりお伺いしました。最盛期は70軒もあったサボテン屋さんですが,今は10軒ほどに集約されたそうです.それでも生産面積はそれほど減っていないらしく,出荷も堅調とのことで安心しました.

春日井

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実生園

 ボクがサボテン少年だったころにカタログをとっていました.電車を降りてしばらく広い道を歩き,大きなマンションを目印に住宅地へ.こんなところでサボテン屋さんがあるだろうか?と思いつつ進むと新しい温室が4棟.都市整備でハウスの前の用水が埋め立てられ宅地になり,その補償で新しくなったとか.本当に住宅地の真ん中です.中のサボテンくんはちょっと手が回っていないかなという印象ですが,懐かしい種がたくさんありました.昔ながらのサイズごとの価格がならんだカタログを発行されていますが,寄せ植えされたものから好きなものを大きな箸で抜き上げてくれるのも昔ながらです.つい小苗ばかりいくつも買ってしまいました.息子さんが跡を継がれたそうで,頑張って頂きたいものです.

実生園


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ホルスティ

 5稜でパンパンにふくれた姿はどこかユーモラスでもあります.春先にはつるんとした肌が強い日差しで少し皺がいった様になり,日焼けしないかハラハラしました.でもだんだん慣れたのか,肌色も濃い緑からやや赤がかった様子になり,上手く強光に適応したようです.花は白花と写真のようなピンクの筋の入るものがあるようですね.蕾が大きくなるのもこの種の特徴のようです.いつまでも5稜なので窮屈そうです.自生地の写真を見ると,群生の株立ちになっていますが,主頭は頑に5稜です.写真では見えませんが,この株も仔吹きを始めています.来年はしっかり群生になりそうです.

ホルスティ

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闘鷲玉P30A

 人気の刺ものギムノの1つですね.色々なタイプがあるので,つい集めてみたくなりますが,魔天竜から闘鷲玉,猛鷲玉までホセイ1種とする見解もあるようです.顔つきの異なる一定の範囲の植物に園芸名を付けて区別するのは,それ自体は悪いことではないと思っています.この株はなかなか渋さを発揮しています.故郷はアルゼンチン中部,標高1200mとか.FNに添えられた情報からGEで探ってもなかなか細かなところまではたどり着けません.採取地のGPS情報を載せられるようになれば楽しいのですが.

P30A

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セル

 これまた地味なギムノです.頂き物ですが,存在そのものを忘れ去られそうな位です(笑)地味だということ以外に話題がないので,ギムノのこと等書きましょう.ギムノは刺の様子,そしてなにより花蕾の形を見れば,同じ仲間なのだということは容易に理解できます.一方どれとどれが近い種で,何処までが種内の変異と考えるのかは,自生地の詳細な検討と細かな主に生殖器官の形態の差異,さらに生殖隔離の程度やDNAの塩基配列などの調査の上に判断されるものであり,趣味園芸の仕事ではありません.園芸家に出来ることは,せめてむやみな異種間の交配はやめにして名前の混乱を防ぐこと,種間交配種であるかどうかはっきりさせて種や苗を供給することでしょうか.

セル

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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