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白刺翠平丸の花

 白刺の翠平丸は一時期大流行りだったようですね.ボクがさぼちゃんを再開した一昨年にはすでにかなりのものが出回っていて,接木ものなら決して高価では無くなっていました.この株も接ぎ下ろしで,径はそこそこありますが,風格はありません.なお改良は続いているようですが,太平丸グループは小苗の顔から成球の顔を判断するのが難しいので,育種は急速には進んでいないようです.白刺だからといって全体に色素が薄い訳では無いようで,花はどれもしっかりしたピンクですし,肌色もブルーから黒肌まで色々のようです.今年はちょっとした実験をしたくて,太平丸グループの自家種子の生産に励んでいます.早速白刺翠平丸同士で交配しました.

白刺翠平

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G. shatzlianum WR541

 シャツリアナムは,以前に獅子王丸にそっくりと紹介したさぼちゃんです.花が咲いてちょっと驚きました.やや寸づまりの花筒,ギムノとしては大輪で黄色というか薄い抜けるようなグリーンの色合いです.花冠の大きさといい,雄ずい雌ずいの配置の様子といい,何処となくロビオプシスを彷彿とさせる豪華さです.FNからブエノスアイレス州バルカルセ産だと分かります.でもG-Earthで見ると大平原でしかも辺り一面はほぼすべて畑です.一体何処にさぼちゃんが生える場所があるの?って感じです.やはり危急種にランクされているようですね.こんな素敵なさぼちゃんがなくなってしまうのは残念です.

シャッツリアナム

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頂花エビの花

 実はこのさぼちゃんは頂き物です.明石丸に近いエビさぼちゃんです.学名はsubsp. venustusとなっていましたが,これはsubsp. weinbergiiのシノニムとされています. まあいつものことですが,分類の細かいことに付き合っていても仕方がありません.昔から親しみのある明石丸の親戚だと分かればもう十分です.和名は頂花エビを与えられているようですが,側面から花が上がります.明るいピンクの花はエビさぼちゃんらしいです.そっと香りを確かめてみました.うーん,これもなかなか素敵な甘い香りです.エビさぼちゃんはかなりの種が香りを持っているんだなと認識を新たにしました.

明石丸変種

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思い出の竜頭

 一緒に買い物に出た母親をもうすぐそこだからとずいぶん歩かせて,山田熱帯植物研究所へさそったのはまだボクが金沢で小学生だった頃です.その当時,山田さんの温室で働いていた中川さんという青年と仲良くなっていました.年端もないボクをせいちゃんと呼んで親しくしてくれました.休みの日は,日がな一日温室を出たり入ったり,中川さんが植え替えるさぼちゃんを眺めたりして過ごしたものです.母親を連れて温室を訪れたとき,中川さんに選んでもらったのが竜頭でした.小さな株でしたが,大切にしていました.数年後,園主の山田さんは斑入りオモトに入れ込み,殆ど全てのサボテンを売ってしまわれました.そして中川さんも去っていきました.春のサボテン温室の独特の匂い,中川さん,そして若かった母親と,竜頭は懐かしさのいっぱいこもったさぼちゃんなのです.中川さんは,今どうされているでしょうか.

竜頭

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眠獅子の花

 青磁肌が気に入って手に入れました.あまり刺が長くならないユーモラスな姿も好きです.気温が上がって安定し始めた今日この頃,蕾の発達は誠に早く,つい開花を見損ねてしまいます.出張中に咲いてしまわないだろうかと心配していた眠獅子でしたが,運良く見ることが出来ました.白花系のテロカクタスの花はどれも本当に気品があります.どうしてそう思うのかって聞かれると説明が難しいのですが,とにかくボクには魅惑的に見えます.

眠獅子

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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