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接ぎ木の威力

 接ぎ木された黒牡丹が多頭になって成長中です.まだ全体として小ぶりなのですが,それでも方々から蕾が上がって賑やかです.接木ならではの姿ですね.昔シャボテン誌に載ったものだったでしょうか,野球ボールのようにまん丸でもの凄い多頭になった三角柱接ぎの黒牡丹の写真にとても驚いたのを思い出します.接木することによってのみ達成できる姿というものがあるのであれば,それは園芸としての楽しみ方の1つだと思います.根の弱いもの,性質の気難しいものが接木によって容易に栽培できるのであれば,それに越したことはありません.普通の愛好家がだれでも手軽に楽しめるようにするのが,園芸屋の仕事だと思っています.

接木黒牡丹

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連山の花

 牡丹類の最後を飾って連山が咲き始めました.学名では亀甲牡丹と区別しないようで,分類の基本となる花形はなるほどよく似ています.疣の形や表面の模様も連続的に連山から亀甲牡丹まで変化するようですね.趣味人にとっては,この小さな違いこそが面白いので,同じ種だといって1株で済ます訳にはいかないのです.手元の株はどれもまだ小さいのですが,何輪も一斉に咲くような大株になるのを楽しみにしています.

連山

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廣仙園2011晩秋

 北陸では11月下旬になると雷を伴った雨雲に覆われる日が続きますが,これを鰤起こしと呼んで鰤漁の始まりと同時に冬の始まりのサインと捉えます.こんな荒れ模様だった金沢出張の帰りに,廣仙園さんにお邪魔して来ました.改札が無人のローカル駅から歩いて10分ほどでしょうか,元気なワンコが迎えてくれました.幾棟かのハウスは,有星類,北米もの,南米もの,牡丹類と綺麗に分かれていました.なんといっても特筆すべきは,接ぎ木苗が全くないことでしょうか.ウチは実生屋ですから,とおっしゃる中川園主には,良いものときちんと実生で育てるという強い信念がお有りのようです.国内では色々な種類を幅広く実生するサボテン屋さんが少なくなっているそうで,それは日本のサボテン界にとっては危ういことです.帰りは米原駅まで送っていただきました.いくつかのマミラリアとギムノを抱えて電車に乗り,やはり実生は大切だなあと改めて思いました.

廣仙園

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ブラボアヌスの花

 ボクが子供の頃,牡丹類にこんな種はありませんでした.90年代に発見されたと聞いて納得です.顔つきはアガベ牡丹と亀甲牡丹を足して二で割るという表現がぴったりです.花はアガベ牡丹や黒牡丹のような濃い紅赤ですね.あまりに可愛いので部屋に持ち込んで眺めていて,おやっと思うことがありました.昼前にだんだん開いて来たと思ったら,お昼過ぎには閉じ,3時近くなってまた開いてきました.どうやら部屋の温度の加減のようです.花が開いたりすぼんだりするのは,温度依存性なのかもしれません.

ブラボ

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ボサカナフレッド

 その奇妙な姿から有名なボサカナ フレッド.もとのマミラリア高砂からは想像もできない変わり様です.何やら痛々しいと思うのはボクだけでしょうか?花が咲かないらしく,カキコで栄養繁殖されているようですね.この様子はどうも天狗巣病くさいです.サボテン天狗巣病は,国内でももう40年以上前に報告されています.あの電磁波と戦うという「トンデモ」キャチで有名になったセレウスのモンストや最近出て来たミニドラゴンフルーツなども天狗巣病であることはすでに確認されているようです.本当にファイトプラズマ感染なら他の植物への感染も可能かもしれませんし,除菌すれば元の高砂に戻るはずです.いろんな実験をしてみたいので,少し接ぎ木苗を作ることにしました.

フレッド

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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