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青磁牡丹の花

 サボテン少年だった頃,アリオカルプスと言えば,岩牡丹,玉牡丹,花牡丹の3種類だったように思います.龍胆寺さんの本でも岩牡丹と玉牡丹を海外では区別しないが,見た目はずいぶん違うといった趣旨のことが書かれています.今やこの仲間もずいぶんと変異の幅が広がりそれぞれに名前が付いていますが,果たしてどこまでが共通理解なのか疑わしくなります.旧アリオカルプスの種は,今や完全に園芸種と言える状態ですね.写真はだるま系青磁牡丹らしいですが,確かに疣は大きく普通の青磁牡丹とは違う顔をしています.しかし,牡丹類の花の時期には,疣談義をそばに置いておいてこの美しい花をただただ楽しく眺めていたいものです.

青磁

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秋の陽のもとで

 秋は昼間の陽射しは暖かくても夜は肌寒く,朝の最低気温はどんどん下がっていきます.北陸に生まれ育ったボクは,だんだん天気の悪くなる晩秋が余り好きではありませんでした.大学生になり温暖な瀬戸内に移り住んだ時,いったい冬はいつくるのだろう?と思ったものです.今は秋から冬に向かう季節もそれほど嫌いではありません.すっかり低くなった陽射しを斜めから浴びて,さぼちゃんたちは気持ち良さそうです.ボクも温室に腰を下ろし,このような時間はあとどれだけあるのだろうか,とぼんやり考えながらひと時の日向ぼっこを楽しみました.

秋の陽

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白珠丸の花

 白い刺が特徴で写真のさぼちゃんは長刺白珠丸と呼んでいる刺の長い系統です.もっと凄い白長刺の系統もあるようです.柔らかそうに見えるのですが,この刺が堅くポキッと折れてしまいます.移植のときは少し気を遣います.秋冬咲きということで,花のない時期に咲く貴重なさぼちゃんではあるのですが,早春に咲く他のマミラリアのように一斉に輪状になって花を開かせません.いつ写真を撮ったらよいのか,迷ってしまいます。秋は駆け足で過ぎてゆきますが,春に連なるマミラリアの花の先頭集団が開花をしていると思うとこれからの冬もまた楽しみを待つよい季節なのだと思えて来ます.

白殊丸

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IFEX2011

 今年も幕張でIFEXが開かれました.国内最大の花の見本市なのですが,相変わらずサボテンはほとんどありませんでした.岐孝園さんもサボテンではなく観葉植物の生産者としての展示でした.韓国のブースでは昨年同様,緋牡丹と写真のようなミニプランツの出典があり,これには結構引き合いが来ていたように見えました.このようなアイテムは人件費の固まりなので,国内で作っていては到底勝負になりません.会社名や宣伝等のパッケージを付けるところまで請け負うようです.ある程度数が取れるなら1個50円位のようでした.花の見本市にどのサボテン屋さんも出展していないことは,サボテン業の顧客開拓が内向きなことを示しているように思えます.せっかく多肉ブームといっても,これでは業界の発展はないなあと思ってしまいます.

アイフェックス11

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竜角牡丹の花

 どちらかと言えば小型の牡丹類です.亀甲や連山のように派手さはありませんが,それでも大疣の系統が選抜されているようです.花色は濃いめで非常に艶やかです.でも花の時期以外は,本当に地味な外観です.子供の頃から存在は知っていましたが,どうも子供が買う様なものではなかったようです.第一うちの近所のサボテン屋さんにも苗はありませんでした.せっかく咲いたのですが交配する相手もおらず,それでも3日4日と咲き続ける様は,ひたすら花粉を運ぶ虫を待っているようで,なにやら可哀想.もうしぼんでもいいよと声をかけたくなるのです.

竜角

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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