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大竹亮峯 月光

 先日,三井記念美術館で特別展「超絶技巧、未来へ!」をみて来ました.その中で目を引いたのは,大竹亮峯氏の月光,夜に咲く月下美人をモチーフにした木彫り作品です.何よりも秀逸なのは,水を濯ぐとまるで生花のように蕾が開くことです.この様子は動画(https://www.youtube.com/watch?v=cbLVGUrvFIs)で見ることが出来ます.展示されたものは水を供給した状態,つまりよく開いた状態です.
月光①2023
 茎の維管束の走り,蕾の基部の湾曲具合などよく観察して作られています.
月光②2023
 この白い花弁は,鹿の角を薄く削ったものだそうです.
月光③2023
 小学生だった時,国語の教科書に月下美人を題材にした話が載っていました.当時すでにサボテン小僧だったボクは,何度も興味深く読んだのを記憶しています.当時,北陸の一般家庭で月下美人を咲かせるなどということはまずなく,大学生になって初めて実物の花を見ました. 
 この月下美人がいつ日本に来たのかは,江戸中期とか大正末期とか諸説ある様です.名前については,昭和天皇がまだ皇太子だった時に台湾で月下美人を見て名前を尋ねたところ,台湾駐在大使田氏が月下の美人と答えたことに由来するとされていますが,真偽のほどはわかりません.それはともかく良い名前であることは疑いなく,一度聞いたら忘れられない名前です.

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植物を愛でる展

 東京に行く用事ができた時,Saori Ohwadaさんの個展が開かれているのを知りました.前に一度見過ごしているので,今回は是非と思いました.恵比寿の広重ギャラリーという小さなカフェギャラリーでした.
広重ギャラリー①2022
 これまで,雑誌で絵の写真を拝見したり,ポスターを購入したりしていましたが,原画を見たことは有りませんでした.原画たちの細密さと奥深さは,わざわざ足を運んで見て良かったと思わせるものでした.風景的に何枚か写真を撮らせてもらいました.
広重ギャラリー②2022
広重ギャラリー③2022
広重ギャラリー④2022.jpg
 ご本人がおいでにならなかったのですが,後になってインスタを見て入院されていた事を知りました.またの機会にお話をお伺いしたいものです.

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黒王丸の絵

 毎年誕生日には,勝手に自分へのプレゼントという理由をつけてサボテンを買っていました.でもこのところサボテンの購入意欲が著しく低下して,高いお金を出して何かを手に入れるってことがほぼ無くなりました.これは一体どうしたことか,自分でもうまく説明がつかないのでが,事実そうなのです.
 そんな折,いつものようにインスタでサボテンを見ていたら素敵なサボテンの絵が目に止まりました.Green Prickleさんのものでした.早速フォローしてショップへ飛んでみたら,素敵な絵がたくさん.色々考えた末浮世絵風の黒王丸にしました.
黒王丸の浮世絵風2022.
 こんな自分への誕生日のプレゼントもいいでしょう,ウチのリアル黒王様は,静かに目覚めを待っています.もう少ししたらガツンと水をやります.そうすると蕾を上げてくるんです.
黒王リアル2022
 こんな絵を眺めていたらいよいよチリーに行きたくなりました.

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SANO KAORUさんの植物からの手紙・秋便り

 以前からSANO KAORUさんのインスタやHPも拝見しており,いつか実際の絵をちゃんと見たいと思っていました.先日のことですが,色々予定が詰まっていて時間的にちょっと厳しいかなと思ったのですが,思い切って早起きして行ってみました.昭和記念公園に行くのは初めて,今回は入口近くの花みどり文化センターのみを見てすぐ引き返したのですが,全体はまたの機会にゆっくり散策したい所です.
 展示は自然光が差し込む広々としたギャラリーで行われていました.平日の朝のうちだったので,誰も居らずじっくり見ることができました.
Sano①2021
 オープンスペースのような展示だったのですが,展示会で写真を撮って良いかちょっと迷いました.撮影禁止の張り紙も見当たらないし,まあいいかなと撮っちゃいました.植物の絵はどれも素敵です.植物画ではありませんが,二匹の猫が旅をするシリーズの絵はHPで何度も見ました.実際に数枚展示されていて,やはり本物がいいなぁと.
Sano②2021
Sano③2021
 会場の一角にデスクがあり,そこでスケッチなどされているようです.その横の小さなパネルに,いくつかの小品がいくらか無造作に貼ってありました.その中のコピの絵が気に入りました.
Sano④2021
 残念ながら会場にSANOさんが来ておられず,お会いすることはできませんでした.彼女は様々な原産地を訪れており,植物画ばかりでなく,独特の視点からの植物の写真もたくさん撮られています.これからも素敵な絵をお願いします.

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ミイラを飾る

 捨てるに捨てられないドライカクタス,これを記事にしたのは3年前のこと.以後ずっとハウスの机上に転がっていました.
 これを何とか飾ってやらないと,と思いましたがなかなか方針が決まりませんでした.壁掛けにするか,大きなガラス容器に入れ込むか,単に天井から吊るすか等々.
 根もないことだし,枯れたミイラなんだから平皿に置くかと思い,それらしいものを買って,アレンジしてみました.
ミイラ①2021
 枯れた姿でも水気を与えるとまた違った様子に見えます.
ミイラ③2021
 生きたサボテンをオブジェのように扱う輩には到底同意できませんが,亡くなったサボテンを綺麗に仕上げてオブジェとして活用するのも悪くないなと思いました.ドライサボテンに何かいいネーミングを与えてくださる方は居られませんか.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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