花王古株突然の崩壊
暑い日が続きました.昨日まで何事もなかったかのようにいたはずの花王丸の古株,朝見ると全身変色しています.ビックリしました.

抜き上げてみると根は極めて健康です.この株は10年以上前に買った古い接ぎ降ろしで,おそらく袖台と思われます

根元から少し上の部分を横断してみました.柔組織は黒く変色していますが,芯の部分は健康な色をしています.しかしその一部(写真では下の方)は変色しており,ここが病巣のようです.

切り取った株の下の方を,今度は病巣と思われる部分を中心に縦断してみました.台木の組織と花王の組織が接するあたりに壊疽(崩壊した組織)が見られます.ここが出発点でしょうか.

さらに全体を縦断して並べてみました.画像の右側の維管束は健全な白い色をしていますが,左側は成長点直下まで褐変しています.病原菌が何であるのかは分りません.しかし古い接木部位から侵入してごく短期間に広がったと思われます.ほとんどの柔組織が黒変している様子から,この病原菌は何らかの毒素を出していることが予測されます.

この春は太平類にはかなり積極的灌水を実施してきました.やはり高温期になってからは灌水を控え気味にすべきだったかなと少し反省しています.不気味な画像ばかりでごめんなさい.でも記録しておかないと経験が生きないと思いまして.
面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.

にほんブログ村

抜き上げてみると根は極めて健康です.この株は10年以上前に買った古い接ぎ降ろしで,おそらく袖台と思われます

根元から少し上の部分を横断してみました.柔組織は黒く変色していますが,芯の部分は健康な色をしています.しかしその一部(写真では下の方)は変色しており,ここが病巣のようです.

切り取った株の下の方を,今度は病巣と思われる部分を中心に縦断してみました.台木の組織と花王の組織が接するあたりに壊疽(崩壊した組織)が見られます.ここが出発点でしょうか.

さらに全体を縦断して並べてみました.画像の右側の維管束は健全な白い色をしていますが,左側は成長点直下まで褐変しています.病原菌が何であるのかは分りません.しかし古い接木部位から侵入してごく短期間に広がったと思われます.ほとんどの柔組織が黒変している様子から,この病原菌は何らかの毒素を出していることが予測されます.

この春は太平類にはかなり積極的灌水を実施してきました.やはり高温期になってからは灌水を控え気味にすべきだったかなと少し反省しています.不気味な画像ばかりでごめんなさい.でも記録しておかないと経験が生きないと思いまして.
面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.

にほんブログ村
スポンサーサイト