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綴り始めた月影丸

 成長点が異常になった月影丸のことを記事にしたのは昨年7月のことでした.今年は春から順調に成長して多数の仔が吹き,単幹のものとは随分異なる形になりました.それぞれの成長点をみるとどうやら少しずつ綴化し始めているようです.
月影その後①2023
 この成長点が一番それらしいのですが,果たしてちゃんと綴化となるでしょうか.この株は片親が綴化株なのでその因子を受け継いでいればそうなる可能性があります.
月影その後②2023.
 同じように綴化株由来の実生の中にも早々に綴化したものが認められました.いくつかある実生の中で下の写真の右下の株は実生翌年には綴化し始めました.ただこの様子だとまともな成長は望めず,ある程度のサイズになってから綴化し始めるものが姿かたちの良いものになります.他の実生苗も継続観察してみます.
月影その後③2023
 こうしてみるとどうやら月影丸の綴化は一定の遺伝性があるようです.まだ綴化同士の実生というものをやったことがないので,どうなるのか知りたいなと思います.

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恩塚の白点の大きさ

 先日サボテン栽培の大ベテランのハウスを見せていただいた折,肌に付く白点が少なくかつ大きい白ランを選抜していると言って幾つかの実生を見せてもらいました.なるほどあまり見たことのないタイプでした.白ランに限らず,今流行りの恩塚系ランポーは白さを競っています.つまり白点が密なもの,外観が真っ白なものが良いとされるようです.確かに綺麗です.ボクは亀甲系の恩塚タイプがいいなと思っていますがやはり白いものを選抜します.
恩塚白点①2023.
 うちの恩塚系ランポーの中に白点の大きなものはいないのか改めて眺めまわすと,白点の荒いものが幾つか居ました.普通ならこれらは選抜されないであろうものです.
恩塚白点②2023
恩塚白点③2023
 しかしよく考えると疎で大きな白点のランポーってのは居ないんじゃないの?とも思いました.ミラクル兜って程まではいかなくても,明らかに大きな白点が疎に付いているランポーって素敵じゃない?これは残して交配してみるか,単なる秋の日の戯言かもしれません.

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アンドロメダの模様の変化

 アンドロメダという名のヘキランを手にしたのは4年前のことです.2株あったので交配して種子を得て,子供たちが出来ています.白い部分と緑の部分が交互に現れ,それがアンドロメダ銀河を思わせるのがこの名の由来だと思います.下の写真は現在の親の一つの様子です,随分と大きくなりました.
アンドロメダ親2023
 出来た子を見ていると色々なパターンが出てきています.まずは親と同じような緑と白が交互になるもの.
アンドロメダ②2023
 ほぼ全体が白くなるもの.もっと白い個体もありました.
アンドロメダ①2023
 不思議な縦皺になるもの.
アンドロメダ④2023
 そして若干ではありますが,肋骨が出るもの.
アンドロメダ③2023
 今あるヘキラン自体が,遺伝的にはかなりヘテロであり,色々なものが出るのは良く知られたことです.このアンドロメダの出現の経緯は知りませんが,かなり近親交配をして固定したはずです.なので実生の中に白点のあるものは出てきません.その上でアンドロメダ模様が色々変わるってのが面白いなと思いました.

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クリニタML690に見る多様性

 小型のマミ クリニタ(M.crinita)です.クリニタ自体はほとんど流通もしていませんし,特に注目もされていません.しかしデュエイ(M.duwei)が、クリニタの亜種(M. crinita subsp.duwei)とされることや,100均でもおなじみの月影丸が,かつてはクリニタの一系統(M.crinita f. zeilmanniana)とされたり,クリニタに包含するという考え方もあり,そういう意味ではメジャーなマミラリアだとも言えます.このML690の故郷は,SLP州 Estación La Ventura,標高1900mらしいのですが,そこから採取されたクリニタが示す多様性が今日の主題です.パッと見ただけで相当刺色の違いが見て取れます.
ML690クリニタ①2022
 これを斜めから見るとその違いは一層際立っています.小さい時のカギ刺の有無,その色,さらに側刺の色の違いにより異なる印象が作り出されている様です.
ML690クリニタ②2022
 デュエイにもカギ刺の有無,カギ刺の色の違いがあります.またメキシコで見たデュエイは同じサイトにカギ刺の有無が同居していました.こうして数を蒔いて見るとその種が包含する変異の幅が見て取れて楽しいものです.

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セニリス兄弟とその二代目

 旧ネオポルテリアのセニリスFK422(Eriosyce senilis)の比較的大きな株が2つウチに居ます.小さい時はかなりはっきりと刺色が異なり白髭とブラウン髭といった感じでした.しかしウチに来てから10年以上経ち,両者の違いはあまりはっきりしなくなっています.本当に老人(セニリス)になり,ともに白髪になったのでしょうか.まだまだ元気でいてほしいのですが.
セニリス兄弟2022
 この両者の二代目をと思い,種子を採っているのですが,どうしたことか発芽率は大変低く,いっぺんにたくさんの実生を生産できません.それでもなんとか生えて来たものをキリンに乗せてみたのが下の写真です.ちゃんと白髭とブラウン髭に分かれています.うーんなるほどね,この異なる刺色の遺伝子はちゃんと保存されているんだなと感心しました.
セニリス兄弟の子2022
 フィールドナンバーのついたサボテンの維持は如何にあるべきかはとても気になるところです.そもそもFN付きの種子を供給している会社はどれだけの個体を持ちその相互交配をきちんとやっているのかは不明です.ある地域のサボテンがある程度の変異を示す時に,その変異の幅を維持するのにどれだけの個体を用意すれば良いのかは,実のところあまり明らかではありません.でも今回のように少数でもちゃんと形質の違いが後代にも出ると少し安心しますね.もうしばらくするとネオポルテリアの花の季節がやって来ます.北陸に生まれ,誕生日が2月のボクはこのネオポルテリアの花が春への光のように思えて大好きなのです.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
金沢に生まれたボクは,熱心なサボテン少年でした.2010年,30年数年ぶりにサボテンに本格復帰.2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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